まさかこの日記を見たわけではあるまいが、
早速、北京で、日朝交渉が始まった。
良い兆候である。


日本のNPOは、第2次世界大戦後、世界で
治水事業や植林、その他、途上国のイン
フラを整えてきた実績があり、特に、
東南アジア、南アジア、アフリカでの
こういった日本の無償の協力は、現地の
人々から尊敬を勝ち得るまでになった。
日本の援助には、背後に、なにもヒモが
なかった、からだ。


我々日本人は、こういった先人の日本人
の業績を汚してはいけない。



だが(笑)、である。国の外交と、こう
いった
草の根・グラスルーツの交流を混同
してはならない。



一国の政府は、国の安全保障や、存在
意義等を脅かされた場合、それを看過してはならない。



現在の日本にとって真の脅威になって
いる事は、中国軍の拡張主義である。



もちろん、韓国の指導者の竹島上陸、
ロシアの指導者の北方領土上陸も
日本には目障りだったが、やはり、大局
をみると、中共人民解放軍の拡張主義
が、大問題になる。



大局から見れば、「謝罪」という言葉
ほど、重要性をもたないものもない。
謝罪には心のこもらない謝罪もあるし、
言行不一致の謝罪もある。こういう
謝罪で良ければ、日本はどんどん、
謝罪をすべきだろう。



なので、全て外交は、言質より行動、
何を今やったか、何をこれからやって
くるか、アクションがより重要になる。




韓国の指導者も、ロシアの指導者も
日本が領土と思っている場所に上陸
して、何をやって、これから、そこで
何をやれると、言うのだろうか?



韓国が、隠岐対馬の領有を主張した?
ロシアが、北海道の領有を主張した?
何もやらないなら、言わせておけばいい。
外交は、言葉ではない。しかし、



韓国軍が隠岐対馬に進駐した?ならば、そこに至る前に、飴と鞭で、思いとどまらせるのが外交力というものなのだ。
この時、
日本はどういう手を韓国に打つだろうか?



その時必要なのが、昨日書いた、

1,日韓スワップ協定の停止。
2,韓国国債の全売却。
3、電子製品基幹部品の輸出全面停止。

に、なるわけだ。



竹島北方領土も、既にこの2ヶ国が
実効支配しており、そこに指導者が
上陸しても象徴的な意味合いしかない。
よく日本側も感情的に「思い知らせて
やる」などど言うが、外交は感情論では
ない。
問題は、ロシアと韓国が日本の領土領海
に対して、今後どのような挑発をしてくるか?
だ。言葉より、アクション=行動を、
より注視すべきなのだ。



そういった観点から言って、中共南シナ海への進出、東シナ海への進出、チベット政策、ウイグル政策、台湾の併合政策
などは、日本にとっては看過できない問題なのだ。なぜなら、中共は実際に現在進行形でアクション(行動)して
いるから、なのだ。


これも、個人的に中国人のほうが韓国人
より大好きだ、という感情論でかたづけて
は、外交にならない。



また日本外交の弱点は、日本側にとって、一番重要な問題しか、当事国と話し合わない傾向があり、そこが一番の問題なのだ。どうでもいい問題も含めて、相手国に被害を被っている国を具体的にあげて、たまには真っ向から論戦を張るのも、外交なのだ。



日本の
政治家も外交官も、小さい頃からお受験で、与えられた問題しか解く気持ちがない。そういった
トップの要職にある人々の欠点を、
上手に、中国・韓国・ロシアに
突かれているのだ。アメリカは
日本政治家・外交官の弱点を
知り尽くした上で、日本を
上手に利用している。つまり、
アメリカ外交の方が、中露韓より、
一枚も二枚も上手なのだ(笑)。日本に
嫌な思いをさせずに、日本がコントロールされてると思わず、上手に、日本をコントロールしているのだ。たとえて言えば、アメリカは切れるナイフで切って、日本は切られてるという感覚はない。だが、
中・露・韓は切れないナイフで切るので、日本は痛みを感じる。しかし実態は、アメリカに切られてる
方が、かなり深刻なのだ(笑)。
逆に言えば、中露韓はまだまだ、
外交力が未熟未成熟だとも、言え
よう。




話しがそれたが、外交とはなにか?



この命題に対して、はっきりとこれだ、と、答えることができる政治家や官僚が、戦前に比べて極端に減った
ことも、日本の外交力を落としている
原因である。日本の外交は、ものの
良し悪しは別として、戦前はまず「アクト
する」が基本だった。これに対し戦後はまず、「リアクトする(対処する)」が基本である。二世が多いので、ミスをしたくない。これが戦後外交の基本姿勢だ。


サッカーの話しで恐縮だが(笑)、
日本はあまりに、自陣で攻撃を
受けよう、受けようと、し過ぎて
いるのだ。



韓国も、中国も、ロシアも、日本
との領土問題以上の問題を、自国内、あるいは自国周辺に抱えている。こういった
彼らの大問題をしっかり分析して、
日本外交にプラスになる外交行動を
ひとつ、ひとつ、積み上げていく。
こういう地道な作業が、この3国に対しては絶対必要になる。
この3国の背後にまで出て行って、敵のテリトリーで勝負する気持ちが、日本外交には必要となる。



そうすればまた、違った日本外交が
見えてくるはずだ。



相互主義」という、暗黙の
命題があって、始めて「友好国家」なのである。上記の3国と日本は、本当に「相互主義」があるのだろうか?
もう一度、その辺を深く考えてみる
べきだろう。



いつもこの日に思う。



「謝罪」、という言葉を本当に
必要な人々に、言っているのだろうか?
と。そして、「謝罪」しなければ
ならない人々が、本当に「謝罪」して
いるのだろうか?と。



アメリカ・英国・中国国民党などと
本当に前線で戦った人々はもう、
お亡くなりになってこの世にはいない。被害者と加害者が、特定できない世の中に
なっている。



韓国人というだけで、中国人という
だけで、彼らは本当に被害者なの
だろうか?自分には、日本帝国に
徴兵され改名した朝鮮人・台湾人
は、大陸の中国人には、加害者だと
言われても否定できない側面がある
と、思う。



日本帝国に協力した韓国人・台湾
人の「みそぎ」はもう完璧に終わった
のだろうか?



極東では、戦後70年近くにもなる
のに、いまだに先の戦争の負の遺産
を受け継ぐ悲惨な状況である。
おそらく、各国民の気持ちの部分で、
何年
たっても、極東での終戦はないのだろう。



感情の部分:謝罪・怨恨

外交の部分:領土問題


この二つは、はっきり区切って、けりをつけていく。


なかなか、我々感情的なアジア人に
出来ない作業だが、早くけりをつけた
方が極東・東アジアの将来には絶対に必要だと思う。




軍事力に訴えるのは最悪の結果しか招かない。

何より、外交力が重要になる。



軍事力に訴えるくらいなら、竹島に限りなく近い日本領土(島)に原発を東電に作らせることだ。北方領土に限りなく近い日本領土に、 原発を東電に作らせることだ。尖閣諸島に限りなく近い日本領土に、原発を東電に作らせることだ。戦争をしなくても、当事国の国民が住めなくなる手段は、いくらでもある。



地震があれば上記の3地域には、我々も彼らも2度と住めないことになる。北朝鮮的な発想力だが(笑)、インパクトは大だ。これほど、領土問題とはくだらなく、地球人という観点で見れば、とるにたらないものなのだ。




国家間の移動が楽になり、どんどん人の移動が楽になった現代。それに反比例して、各国家はますます資源ナショナリズムを追求する。



我々一般国民は、他国の偽善性と自国の欺瞞性の狭間に踊らされる。



個人的に言うなら、竹島北方領土尖閣諸島を日本が完全に実効支配しても、一サラリーマンには何のメリットもない。



ナショナリズムの高揚も行き過ぎは、滑稽である(笑) それは韓国ばかりじゃなく、日本にも当てはまるかもしれない。



サッカーの対ベネズエラ戦は、どうなったかな(笑)