政経分離?

1980年代、日本経済が絶頂期にあった頃、米国からの日本車輸出バッシングは、ひどいものだった。米国の貿易赤字の最大要因と見られていた、からだ。80年代の日米の相互依存性は、異常だったのだ。
2000年からで見てみると、GDPを落としているのは日米で、相互依存性が希薄になっている。日本サイドからみると、全体の約30%あった輸出入量が、いまや20%を切っている。代わって、中国が最大の輸出入相手となり、20%を越える勢いだ。ロシアの貿易量は少ないが2000年時の10倍に達している。




何を言いたいのか?



経験上、貿易量が最大に近くなると摩擦が絶えず起こりはじめる。



米国から中国に摩擦の相手が代わったのだ。



どうすればいいのか?




貿易量を絶対20%までに抑えておくことだ。


世の中、政経分離など絶対ない。




日本は、正しい外交をするなら、中国に借りを作らない。これに尽きる。





昔、福田赳夫元首相が言っていなかったか?「日本は八方美人外交でいい」と。





経済も同じだ。バランスが大切なのだ。