共通の敵

韓国の報道によると、韓国と中国の共通の敵は日本、ということになるらしい。



中国からすれば、日本は目の上のタンコブで厄介な存在になってるが、日本は、韓国と協同で敵対するまでの相手ではない、だろう。


韓国にとっては、実は共通の敵は日本でも、協同すべき国は北朝鮮である。



また中国は台湾ということになるだろう。


ところが、1945年以降の世界で不思議なことは、民主化され、より自由化した台湾が、大陸に呑み込まれそうになり、韓国が北朝鮮を統一するには、一番韓国が嫌う日本の出方を無視して、統一の可能性は低いという事実だ。しかも、韓国が今のような反日では、日本は統一朝鮮に賠償は支払わず、北朝鮮を相手に交渉するしかないからだ。



だからといって、政治家やマスコミの使命はあくまでも友好の演出だ。政治家、マスコミ、国家教育が反日では、なかなか日本からの提案は出てこない。


国民の感情を刺激するような政治家やマスコミには、退出してもらいたいというのが本音で、戦後70年近く、中国韓国以外のアジア諸国では、日本は平和的に変貌したと評価されてきていて、現在もそうである。政治家やマスコミは不用意や扇動・アジテーションは控えてほしい。



それは中国韓国にもお願いしたいが、かの国は、表立って親日に振る舞うと法的に拘束されたり、場合によっては、社会的に葬られたりする国。その辺を十分わきまえて、付き合うことだ。



折に触れて、謝罪してもいいだろう。第二次世界大戦を反省することもいいだろう。あくまでも日本が定期的・自発的にすることで、中国韓国に強制されてするものでないし、まして反発するものでもない。我々は当事者ではないが、当事者の子供や孫と言うことで、もう少し、従軍慰安婦南京虐殺の史実には真摯な態度でいるべきだ。



和解は絶対ないが、反省の気持ちは持つべきだ。



その事と尖閣諸島竹島の領有権の問題は全く別で、領有権を譲る必要はない。



韓国は大和朝廷が3〜4世紀に朝鮮半島(朝鮮最南部)に持っていた植民地をも否定しているが、これも、本当の史実、考古学、文献などの事実に基づいて結論付けるべきだろう。対馬が韓国領という史実より、任那府(朝鮮最南端)の存在の方が考古学的に事実に近いはずだ。事実は遠慮なく、国外に発信すべきだ。捏造ですら恥ずかしくもなく、国際的に発信する国もあるのだから。



我々は、中国韓国が我々日本に関心をもつ10%も興味がないのが実情で、だからいつも連中に言質を与えてしまうのだ。良くも悪くも中国韓国に関心を持つべきだろう。