昨日の日経平均は1000円以上、下落した。

東日本の大震災の当日ですら、ここまでは
落ちなかった。

そして今日は一旦500円くらい上げてから、
尻すぼみになり、100円くらい上げて終わった。


日経平均が8000円前後から、既に60%以上
上げていることを考えると、そろそろ調整局面
にきているのだろう。


この先まだまだ金融緩和を継続できるのは、世界
では日本くらいで、欧米は既に、ジャブジャブに
資金を市場に供給してきたからだ。


バーナンキ連銀議長も、様子を見て、金融緩和の
ペースを落とすと言っている。そして、
米国の国内景気に改善の兆しが見えてきたので、
これ以上リスクを冒すこともないと考えたの
だろう。


リスクとはもちろん米国国債の暴落懸念、
である。アメリカより、日本の国債の暴落の
懸念が強いので、今回の資金回収として、
株式市場から資金を引き上げたという説明が
なされている。


アメリカの場合、本当の景気回復指標は住宅
の着工数だと思う。安心して家を建てられる
ようにならないと景気回復とは言えない。


日本は、自動車などの輸出産業しかアベノミクス
の恩恵はない。


世界的に見て新しい産業が育っていないので、
今回の世界同時金融緩和は見掛け倒しだけで
終わる可能性もあるだろう。


まぁ、忙しくて、株もFXも、個人的にやる
暇がないが、
今回の株高、ジェットコースター相場では、
個人投機家は、大儲けをしただろう。

100万くらいの元手で、レバレッジかけて
1日で3000万〜5000万くらい、日経の
指数オプションや日経先物で儲けた方も多いこと
でしょう。うらやましい限りである。


ほんと、実体経済の伴わない「アベノミクス
である。


政府は、新しい産業の創出をまじめに考え
ないといけない。