中国の周恩来と結んだ日中平和友好条約を見直す
時期に来ていると思う。



棚上げ合意があったとされる尖閣諸島の領有問題
もさることながら、
日中で協議共同開発すると進めてきたガス田を、
一方的に中国が開発を着手したのは大問題だ。


さらに、日中が主張する経済水域が重なる部分での
漁業の違法操業。



日本政府が何らかのアクションをしなければ、
近い将来、五島列島、南西諸島、沖縄諸島
以西の海域は、全て中国の漁場になると思う。



憲法改正自衛隊の呼称の問題より、より実務
的な問題が切迫している。



政府が尖閣諸島について領土問題が存在する
ことを認めてもいいが、領土問題は尖閣諸島
だけにとどまらない。中共が主張する大陸棚
を優先した経済水域の問題が横たわる。



1.尖閣諸島
2.主張が重複する東シナ海の経済水域




外務省や自民党は、この2点をパッケージで
交渉すべきだし、交渉できないなら、
今後10年間現状維持を守るため、海軍力
向上させるしか方法はない。


その場合、1972年の日中平和友好条約は
有名無実でほとんど効力を持たない。



軍事衝突に備えながら、破棄する時期をうか
がうべきだろう。



尖閣諸島の実効支配を強固にするため、中共
東シナ海のガス田をあらかた開発し始めると
同時期に、尖閣諸島港湾施設灯台をつくり
中共に「不快のメッセージ」を発するべきだ。




今後10年は東アジアの情勢は今より大変
不安定になるだろう。
日本人は全ての面で、中国と韓国の2ヶ国と
対決する姿勢を見せるべきだと思う。




韓国については、戦後日本が担っていた
役割を世界の中で果たしたい、日本の
プレゼンスをなくしたいというのが、
彼らの基本スタンスである。そのためには、
戦後70年近く、彼らに与えてきた特別の
恩恵はリセットして、ゼロベースで考え
ることだ。
韓国はたとえ朝鮮が統一されても、経済規模
でも日本の70%くらいだろう。
やはり切迫する脅威は中共である。




安部首相が、フィリピンに赴き海洋巡視船を
援助したのは非常によい行動だと思う。
さらに、東トルキスタンチベットの指導者
への援助もお願いしたいものだ。中共の指導者
に遠慮せず、東トルキスタンチベット
援助の手を差し伸べるべきだ。





何度も大陸にビジネス等で旅行して、自分は
個人的には中国人一人ひとりが嫌いではないが、
今の
共産党下では、日中間の妥協は今後恐らく
出来ないと思うに至った。
現状で日本が尖閣問題で譲歩すれば、中共
解放軍は
東シナ海全域での領有の正統性を主張する
はずだ。




政治家は表向きは国民をアジテーションする
必要はない。我々は民主国家だから。ただ、
日本がすべきことは、アメリカなどに頼らず、
自国の領海と経済水域をパトロールすること。
そして不測の事態に備えて、海軍力を、南西
諸島から沖縄諸島に配備しておくことだ。




今の中共とは、日本が強大な海軍力を見せつけ
る事でしか、話し合いや交渉の糸口はない。
外務省が下手な譲歩をすればするほど、東
シナ海の解決が遠のくと思う。




残念だが今後10年は東シナ海中共と、
にらみ合いが続くだろう。
我々も、本当に覚悟を決めることだ。




10年たてば中国の人口増加は止まり、
巨大な人口がデメリットに働く。そこまで
待って持ちこたえるしか、特に日本には対中国
への方策はない。



ただ歴史的に見て、日本はモンゴル来襲時も
時を稼いで、彼らの崩壊を待った。



今の状況も全く同じである。



日本は恵まれている。四方を海に囲まれている
から。
だからこそ、今の様な無様な海軍力では心もと
ない。専守防衛でよいが、もっと海軍の艦船を
造るべきだろう。
自分の国は自分で守るしかないのだから。




南シナ海の問題も、中共相手なので、フィリピンもベトナムも交渉や話し合いで、彼らが軟化しても信用しない事。中共の内部コンセンサスで海洋覇権を求めている以上、5年〜10年は中共の方針に変更はない。見せかけの融和的な政治ショーに騙され、排他的経済水域まで侵入されない事が大切だ。




どの周辺国も、共産党が滅亡しない限り、領土問題は絶対解決しないと胆に銘じるべきだろう。