福島県のホームページには甲状腺検査の状況が
詳しく出ている。2011年、2012年と
20歳までの子供の調査である。




A判定、B判定、C判定と甲状腺の状態で区分けして
いる。C判定は、ただちに再検査(細胞診を要する)
という判定だ。2011年の検査ではB判定が
それほど多くもなく、通常の割合であったが、
2012年の検査では、B判定が2011年の
2〜3倍に跳ね上がっている。非常に心配だ。






いわき市などは3・11当日、ほぼ全市民に
セシウムの被ばくを抑制するヨード剤が配布
されていたにもかかわらず、自治体自ら決定
を伸ばし、国に判断を仰いだため、児童への
ヨード剤の服用を決断できなかったと聞く。





日本は、政府も地方自治体も、行政にスピード
感がない。





今回の汚染水垂れ流し問題も、福島県のホーム
ページでは7月初旬から指摘されていた。
政府が予算を組んで対策を発表したのは昨日
である。





昨晩、報道ステーションに、安部政権の閣僚が
出ていた。そして、汚染水の対策について説明
していた。その報道で、現場を預かる、原子力
対策ナンチャラカンチャラの代表という男が、
原発の周りを囲む永久凍土層による対策を説明
していた。安部内閣の大臣やその原発ナンチャラ
委員会の男は、政府主導でやるから大丈夫だ、
みたいなニュアンスをかましていた。





30年前の政府主導、福田タケヲや中曽根康弘
政府主導なら、自分も「やる気だな」と思うが、
あの原発ナンチャラカンチャラの男は何だ?
どこのどういう人間が、政府の下にいて、東電
にアドバイスしているのだろうか?
その原子力ナンチャラカンチャラは、今までに
「永久凍土」を造ったことがあるのだろうか?
地下水脈はすごい水圧である。「永久凍土」で、
地下水脈をブロックできるのか?





本当に不安である。






何故、福一の周りを永久凍土で固める、という
発想になるのだ?ただ、外国に新技術を輸出
したいがための「出来すぎたシナリオ」にしか
自分には思えない。





山側に、地下水を受け入れる地下ダムを何個も
掘ればいいのでないか?
たしか、チェルノブイリ事故後にソ連ウクライナ
ベラルーシは、この地下ダムを建設している
はずだ。




彼らの経験・教訓を聞いて、この地下ダムを建設
した方がより実務的で、早く問題を解決できる
と思う。





2年も待って「永久凍土」完成?・・・・・・・・
遅すぎるだろ・・・・・・・