いろんなドラマのあった冬季オリンピック
閉会した。日本のメダル総数は2ケタには
及ばなかったが、スノボー陣の活躍でどうにか
体裁だけは整えた・・・・・・。



どのメダルも価値があるが、自分は、スノボー
アルペンで、竹内選手が取った銀メダルが
一番印象に残る。雪上のタイムレースでメダルや
入賞できたのは、正直すごいと思う。



1956年、イタリアのコルチナ・ダンぺッチォ
大会以来、五輪で雪上のタイムレースで、日本が
メダルを取ったことはなかった。



敢えて言えば、最近ではトリノ大会回転での、皆川
選手4位、湯浅選手7位が一番メダルに近かった。
1990年代も、海和選手や川端選手が10位前後
の成績だった時代もある。あの頃は、バブルの影響で
マチュアのスキー人口がどっと増えた時代だ。



バンクーバー大会、そして今回のソチ大会では、
男子の湯浅選手、佐々木選手がかろうじて第2
シードに入るだけで、女子のアルペン選手は
エントリーしていたかどうかも不明だ。そう
考えると、日本のアルペンスキーの将来は、かなり
暗い感じがする。



スキー場に行っても、スノーボーダーが半数を
占める現状で、有望なアルペンスキーの選手が、
どんどんスノーボードモーグル、フリースキー
に流れてしまう様だ。




独、オーストリーアメリカ、フランス、イタリア
ロシア、スイス、ノルウェースウェーデンなどの古豪
に加えて、ボスニア、スロバニア、チェコスロバキア
等の新興国も現れ、アルペンも競争が激化している。




日本企業も、もうちょっとスキー・アルペンにお金
を出して選手育成しないと、ますます欧米に引き
離される。



冬季オリンピックの日本の悲願は、1956年以来の
アルペンでのメダリストを出すことだと、自分は
思っている。