日本代表の不甲斐ない2戦を見て、コロンビアに
攻撃的に入ってほしいと言う人が多い。しかし、
コロンビアには守備的にいかないと、大敗する。


 

名目3バック、実質5バックで、試合に入って、
途中で、4−2−3−1の布陣に変えるほうが
いいだろう。




コロンビアのカウンターは強烈だ。トップ3人
だけで、ゴールを決めてしまう。この3人が
カウンターに入ったら、なかなか止められない。




バックラインとボランチにスピードのある
選手を配置したいが、日本のCBは遅い。
一気に置き去りにされるだろう。PKエリアの
前のバイタルエリアのスペースは、広がる
傾向にある。このエリアでパス回ししても
得点は入らない。1トップの大迫選手は、 
ミドルを狙うべきだ。フリーで打たせて
くれるだろう。




始めから従来の4−2−3−1の布陣を、
どうしてもやりたいなら、


FW      大迫選手


2列目  大久保・香川・岡崎選手


ボランチ   青山・山口選手


SB      酒井高・内田選手


CB      吉田・森重選手



で入って、後半20分か、30分過ぎに、
青山→本田選手、酒井高→長友選手、
大迫→柿谷選手  がいい。
大久保・酒井選手と、岡崎・内田選手で、
相手の両SBをケアしながら、
3トップには、ボランチとSBの計4人で
対処する。
なかなか攻撃的にはいけないはずだ。
青山・山口両ボランチは、積極的に
ミドルシュートを打つべきだ。
大迫・大久保選手も遠目からゴールを
狙うほうがいい。
崩せれば、香川選手も生きるが、崩して
シュートできるチャンスなど1、2回
あればいいほうだ。香川選手はドイツ
では、やや遠目からシュートもしていた
し、我々が考えるほどミドルを打てない
選手ではない。きれいに崩すことより、
まず、ミドルレンジからのシュートの
意識を持つべきだ。本田・長友選手を
先発で使うと、パス交換からボールを
こねくり回してチャンスを失ってしまう
傾向が強い。この2人を交代で入れるのは
後半30分過ぎくらいが一番相手には
ダメージになる。
ザッケローニは勇気を持って、両選手を
ベンチスタートさせるべきだろう。
親善試合と同じ入り方では、コロンビア
には大敗すると思う。





長谷部・遠藤両ボランチも、青山・山口
選手と実力的には遜色ないが、45分
限定というのが、チームの士気に影響
を及ぼす。ボランチに交代枠を使うより、
FWや2列目、SBに変化をもたせたい。





柳の下に2匹目のドジョウはいない。
ボランチの交代が前の2戦と同じよう
なら、勝ち目はない。あのスペインで
すら、オランダ大敗後は2戦目に
シャビ選手を出していない。 
パワープレーは悪くないが、吉田選手
にはゴールの匂いがしない。せいぜい、
大迫選手か柿谷選手にあわせるべき
だろう。




コロンビア戦は、選手もザックも
勝負に徹するべきだ。自分たちの
サッカーより、ファイトする姿を
日本国民は期待しているはずだ。




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