ブラジル対ドイツ

ネイマールとシウバ、攻撃と守備の要がいないブラジル。対戦成績ではドイツを圧倒しているが、明日の試合はホームという有利な状況でも、ドイツがやや有利か…明日朝500キックオフだ。



さて、中国の習近平が韓国に行き、アジアインフラ投資銀行への参加を促した。韓国は、米国の意向を考慮して保留した模様だ。この投資銀行は中国主導で、南シナ海、インド洋、ペルシャ湾までの港湾インフラを整備して中国へのエネルギー・ルートを確保する狙いもある。スリランカ、イラン、パキスタンあたりを巻き込み、中国主導の海運ルート確保することが最大の目的だ。




南シナ海各海域では、ベトナムやフィリピンが石油メジャー(外国籍)と共同で石油・天然ガスの開発掘削を加速させている。歴史は繰り返すではないが、この南シナ海ベトナム、フィリピン、中国が石油開発掘削しては、緊張が高まり、また関係各国で和解して開発を止める。この繰り返しであった。 地勢学的に見ると、中国の他、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシアなど各国が領海主張の根拠がある。中国は、第二次大戦以前に、日本が中国領海を占領していたという根拠で、ほぼ全域の南シナ海自国領海と主張している。




ベトナムやフィリピン側からすれば、中国から不当に占領される前に、石油メジャーを巻き込み、開発の事実を作りたい。中国側は漁船で石油リグに体当たりしても、開発を阻止したい。そんな状況下にある。




中国側から見れば、日本は手強いので、南シナ海の様な露骨な戦法を取らずに、大陸内にある日本企業をゆさぶったり、戦前の軍国主義を持ち出してアジア諸国を味方につけようという戦略だ。今のところ、韓国は中国側についたが、ASEAN諸国を巻き込んでいないのは、中国の誤算だろう。




南シナ海について言えば、中国は過去30年にわたり、対話と侵略を繰り返している。2003年から2010年くらいまでは、中国は対話の時期だったようだ。対外的に重要なオリンピックや万博があったからだ。今は、積極的に侵略侵攻する時期に入っている。




共産主義国家は領土領海の主張が、自由主義国家より激しい。嘘でも、一万回主張すれば何でも通ると思い込んでるのだ。




日本企業は流通・小売り・自動車産業を除いて、脱中国化もしくは中国投資の比率を下げている。中国のハードランディング危惧もあるが、日中関係のカントリーリスクを考慮しての事だろう。




日本人の歴史的記憶の中には、大陸が勃興した場合、日本は、ほとんど日本周辺海域の防御に、力を尽くすが、ほとんどの大陸内国家や半島はそうではない。中国に身を委ねる事を選ぶ。
中国と仲良くやったという感じは、韓国に比べて、歴史的にはほとんどないと言ってよい。




もし、仲良くやってれば、今頃はフビライに滅ぼされて、京都は焼き払われていただろう。




今後はどうなるか、わからないが………