麻生副首相が、少子高齢化の問題で、
若者が「子供を産まないのが問題だ」と
発言したが、子供を産む・産まないの
前に、「結婚しないのが問題」かも
しれない。




1960年代、70年代なら、政治家でも
有力な政治家なら、2号3号と愛人が
おり、その子供(認知されず)がいて、
少子化対策を自ら、政治家が実践して
いた時代があったが、今では、恋人が
いただけで(笑)、週刊誌にフライデー
される(古い表現だが・・)時代だ。



あらかじめ、若者は結婚しないという、
前提で議論を発展させないと、少子化
解決しない。



若者と呼べるかどうか、わからないが、
自分の住んでる地域は地縁関係が濃密
だが、その若者、特に40代は、半分近く
は独身だ。田舎なので、東京のど真ん中で、
独身でいる40代とは、背景が異なる。



40代中盤過ぎの人はバブル世代と言わ
れているが、今の40代半ば過ぎは、その
時代の恩恵に預かったとは言えない。
バブルでハイ・ティーン(16〜19歳)
くらいで、その経済の恩恵を受けたとは
思えない。



女房の同級生(大学時代)でも、半分の女性
は独身だという。翻って、今の20代〜
30代前半の若者たちは、どちらかと言うと
早めに身を固める(結婚する)ようだ。
ただ、20代30代の人口は、40代50代
より、圧倒的に少ない。60代70代に
なると、お亡くなりになった人口が減少
しているので、20代30代と同じくらい
なのかもしれない。



40代50代で独身でいる方々は、それ
なりにお考えもあり、社会的にはよい
ポジションにいて裕福な方々も多い。ただ、
人口増という一点に絞れば、女性の場合、
生物学的に言って、子供を産める年齢には
制限があり、50歳で産んだケースも稀に
はあるが、レアなケースだ。



結論から言えば、20代・30代の
女性の人口数が、他の世代より少ないのに、
さらに晩婚化しているため、日本の少子化
に拍車がかかっていると言えよう。
20代30代の女性は、社会的に、さあ
これからという時代で、その時代に、出産・
子育てをすることは、優秀な学歴やキャリア
を持った人には、かなりつらい選択になる。



社会で、女性の再就職を促進する様な
抜本的な対策をやらないと、恐らく今後も
日本の出生率が上がることは、決してない
だろう。



独身の男性も問題だが(笑)、国の少子化
ということでは、女性の独身者の方が
大問題なのである。




自分の近所に、50代の公務員男性が
いるが、
50歳頃に結婚した(初婚)。相手は、
中国の女性だった。子供も生まれたが、
子供の国籍は日本である。こういった
結婚も、邪道ではあるが(笑)、増えない
と、日本の少子化は解決されないだろう。




日本の女性を嫌っているわけではないが(笑)、
日本の適齢期の女性が結婚したがらない
のであれば、政府は、日本の40代の
独身男性に、「国際結婚」を薦めてみては
いかがだろうか?



女性が働きやすくとか、職場に戻れる対策
とか、保育園整備とか、いろいろやっても、
効果はない。結婚をしたくないという女性に
無理やり結婚を強いるより、中国の方、ロシア
の方、ベトナムの方などなどと、合同の
「国際お見合い」を政府で主催したらいいと
思う。


もちろん、40代独身男性に、彼女たちを
引きつけられる魅力があっての話だが(笑)