今年も日本人のノーベル賞受賞。嬉しいです。

大村博士の経歴を観ると、山梨県出身で、
学部は山梨大学(理系)、大学院は東京理科大学
薬学修士東京大学で薬学博士、東京理科大学で理学博士。
こんな感じの時系列である。



修士や博士を取られる間、夜間高校の教諭なども
されており、異色の経歴かもしれない。
修士と博士を取る間には、アメリカに留学し
製薬会社(メルク)とのパイプも作っている。
同時に受賞されたアメリカ人(アイルランド出身)
の博士はメルクで、大村博士が発見した微生物の
代謝機序を薬品として完成させた方らしい。



日本の報道では、大村博士が異色だ、と言って
いたが、経歴を拝見する限り、アメリカでは
普通の経歴と言っていいだろう。アメリカでは
学部からそのまま大学院に行って、博士号を
取れない大学も多い。今はどうか知らんが、
昔は、不可能だった。日本のように、同じ大学の
象牙の塔に身を寄せて研究する方がおかしいと
いう。また、メルク(製薬会社)が大村博士の
発見に目を付けたところも、アメリカの産学
一体のシステムの懐の深いところだね。



昔、東京大学出身の小柴教授がノーベル物理学
賞を受賞された時に似ているような感じですね。
早くから、東大を追われた小柴博士はアメリ
に渡り、大規模な実験をアメリカ人相手に企画
して、最終的には日本に戻りカミオカンデ
造って受賞された。


ノーベル賞もだんだん変化してるようですな


どんだけ人類に貢献があった基礎科学か、
みたいな


なにはともあれ、



大村博士、ノーベル賞受賞おめでとうございます!