毎週土曜日、午後600からNHK教育で、
「メジャー」というアニメが放送されて
いる。特にすすんで見ていたわけではないが、
子供達が見てるので、主人公が5歳児(今は
高校3年生)の時から見ていて、今は、
子供より自分がはまっている。


物語の作りは、昨今のスポーツアニメにしては
結構、泥臭い。自分がガキの頃に見た、スポーツ
アニメ、「巨人の星」の様な、あるいは、
スターウォーズ」風のサーガを引きずる、
人間関係の泥臭さを引きずる、作り。
非常に面白い。女房の知り合いの奥さんは、
子供に頼まれて、番組シリーズ当初から、
DVDに録画して、繰り返し見てるそうだ。



信じられないのは、主人公の繁野(シゲノ、
母親は幼少時に病死、父親は野球選手で、
投手から野手に転向。試合中に、元大リーガー
の投手の死球を頭部に受け死亡。)が、
リトルリーグで右肩を壊し、投手が出来なく
なって、今度は左手で練習して、150kmを
超える速球が出せるようになったこと。
ボールはうなりを上げて地を這い、砂埃を舞い
上げて走り、ジャイロボール風横回転だ。
漫画で「アストロ球団」というのが、ジャンプ
かチャンピオンの少年雑誌にあったが、実際、
アストロ球団を思い出させる、あり得ない
設定である。あり得ない設定であるがゆえ、
毎週見てしまうのかな?



話は変わるが、松井秀喜選手。松井カズオ選手は、
メッツを止めて、怪我も癒えて、はつらつと
試合に出ている。松井秀選手も、そろそろ
チームを変える時期に来てるのかもしれない。
ニューヨークは、いい時はすばらしいファンの
多い土地柄だが、ダメだとボロクソに言われる。
怪我をして、焦りが焦りを呼ぶ、以前の松井稼選手
の二の舞にならなければいいが・・・・・。



僕は、一昨年、松井秀選手が交わした高額契約が、
かなり松井選手にプレッシャーを与えてる気がする。
人間守るものがないマイナー選手なら、はつらつと
プレーできるが、一旦、必要以上に、サラリーを
貰うようになると、どうしても守りに入ってしまう。
中日の中村紀選手がいい例である。オリックス
貰いすぎている時は、逆に、全力プレーが出来ないが、
中日で守るものがない時、引退覚悟で全力プレーが
出来る。不思議なものだ。



我々のヘボ・ゴルフでもそう。インで、調子がいいと、
色気が出て、アウトはヘロヘロの成績。ドラコンで
賞を取ったら、色気が出て、その後はOB連発。



松井秀選手を、どうこう、素人と比較する気はないが、
守りに入っているんじゃないか?って思ってしまう
のは私だけだろうか?
ワールドシリーズで勝ちたいなら、ヤンキース
一番手かもしれないが、カージナルス、レッドソッ
クス、ブレーブスドジャースマーリンズ
アスレチックスあたりにもチャンスはあろう。
ヤンキースで世界一に拘るのもどうかな。
以前、松井秀選手とヤンキースで一緒にプレーしてた、
ソリアーノ選手は、トレードされることで、自身の
スキルをアップさせ、押しも押されぬ超一流選手に
なった。

ヤンキースに拘りすぎるのは、松井秀選手
の選手寿命を縮める事になりはしないだろうか?
全て、松井選手自身が決めることだが・・・・・。



この日記で以前、松井秀選手が、元阪神の掛布選手
のようにならなければいいが、と書いた。
31歳そこそこで、左手首に死球を受け、その後は
ぱっとした成績も上げず、2〜3年で引退に追い込
まれた伝説の選手が、掛布氏。その死球を受ける前年
には40本ホームラン打っていたはず。



高校を出て、プロの実働年数が長いのも、共通して
いる。プロ実働年数が長く、故障が少なかった野手の
代表といえば、日本野球では、王選手、張本選手、
野村選手、衣笠選手など。王選手、野村選手は、
レギュラーになるまでやや時間がかかったので、
実質、長期にわたり、怪我なく活躍できたのは、
張本選手、衣笠選手、門田選手かな。張本氏とおなじ、
韓国系の金本選手も鉄人だが、大卒で、プロ入り後
すぐに活躍した選手ではなかったので、実際年齢では、
40歳近くの今でも、プロ年齢・経験は短く、
もっと活躍できそうだ。山本浩二選手も怪我は少な
かったが、この選手も活躍し始めた時期が遅い。
落合選手も怪我はなかったが、やはり活躍の時期が
遅かった。



そう見てくると、昨年今年の松井選手の怪我は、
どうしても掛布選手と、オーバーラップして、
僕は見てしまう。若い頃からの天才打者。イチロ
ー選手にも言えるが・・・。
僕の感触が、ただの杞憂で終わってほしいものだ。



頑張れ!松井秀喜!!!