ジム・クレーマー氏の本に、セクターローテーション
戦略というものがある。
米国のGDPが3%、2%、1%、−1%となるに従って
(不景気になるに従って)、連銀は、金利を引き下げ
金融を緩めるわけだが、その間、買う銘柄は、
1%成長で住宅関連株、0%で自動車関連株、
−1%でハイテク関連低位株、というふうに・・・。
言われてみれば当たり前かもしれない。景気に左右され
る株は、底値で仕入れれば、好景気になれば、
黙っていても上がるのである。いわゆる逆張り、英語では
コントラリアンという。バフェット氏も、このセクター
ローテーション戦略はよく使っていたのである。
次のパラグラフが大切なんですが、だから今が、住宅関連株、
自動車関連株、銀行株、ハイテク低位株の仕込み時期なのだ。



アメリカの住宅関連株も、だらだらと一方向に下げ
てないのが、このセクターローテーション戦略を
実践しているヘッジファンドの存在を裏づけて
いる。強烈な売りの圧力に対して、買いの勢力も
強い。コールオプションが、周期的に値上がり
しているのがその理由。株価も、突然、5〜10%
上げることがある。底値を探りながら、売りに対して
コントラリアンが買い増している図式がある。



5年後に大儲けしようとしてるコントラリアンが、
あちこちにいるのである。株で大儲け
しようとするなら、
人の行く道と逆の方向に行くしかないのだ。