中国政府は、BHPビリントン、リオ・ティントなどの
鉄鉱石や石炭の資源メジャーの会社の株保有を高めて
いる。


理由はいろいろあるが、端的に言って、中国の会社の
買い取り価格の安定のためだ。資源メジャーも、
BHPビリントンが、リオ・ティントに、TOB(公開買い付け)
を迫るなど、ひたひたと、再編のうわさも先行する。


中国・インドなどのブリックスは、ますます鉄や石炭等、
資源を必要としていて、鉄の供給は死活問題でもある。


資源メジャーも英・豪系アングロサクソンで、一癖も
ふた癖もある。スポット(短期契約)で、中国企業
(長期契約)他に、鉄鉱石を供給している。スポット
は、鉄鉱石不足に悩む会社に、高額で市場に流すもので、
中国鋼鉄工業協会は、こういった取引を停止せよと、
非難している。


昨日は、ダウ工業が最初から弱含みで、始値を極端に
下げて始まっていて、BHPビリントンもリオ・ティント
も、全くダウ工業のチャートと同じ様に推移。
資源株でいえば、原油、金銀を扱う会社は、昨日の
場合、上げていた。
シェブロンテキサコ、グッドリッチペトロリアム、
キンロスゴールド等など。



規則性があるわけではないが、資源株は、原油価格が
上がると、原油金・銀の会社の株は上がり目、
鉄鉱石レアメタルの会社の株は下がり目、
原油価格が下がるとその逆、といった感じかな。
だいたい60%、そんな感じかもしれません。



日本の会社、石油資源開発国際石油開発帝石HD,
住友金属鉱山、などの株をポートフォリオに10%
くらい、
加えておけば、資源枯渇+インフレに強いヘッジに
なるはずです。株価はかなり、高くなっていますが、
これはまだまだ、始まりの始まりにすぎません。



サブプライムの問題、アメリカ中国の景気の問題、
今後1〜2年で起きうる暴落に備えて、
われわれ個人投資家(端株所有者)も、ポート
フォリオを再構成すべきでしょう。


1.資源株(原油鉄鉱石金銀レアメタル) 20%

2.住宅関連(不動産も含む)株 10%
  または、金融関連株 10%
  *現在底値を形成しているセクターの大手、
   ナンバーワンを購入しましょう。潰れない
   会社の株を購入しましょう。

3.穀物関連(商社も含む)株  20%
  *世界的に穀物の需給が逼迫してるからです。

4.材料のある会社(電気自動車、水の精製技術、
  鳥インフルワクチン、代替エネルギー開発、
  抗血小板薬の新薬、他)の株  10%

5.消費財消耗品関連株(必ず消費する製品を
  持つ会社、例えば、髭剃り、石鹸、トイレット
  ペーパー、ペットボトル、検査の試薬キット、
  など)の株  10%
  *毎日の生活に欠かせない製品を供給できる
   会社は買いです。

  
6.キャッシュで残り  30%



どうしてもクラッシュ(暴落)が怖いなら、
アメリカの住宅着工件数が上向くまで、
100%キャッシュに変えておくのも一手でしょう。