久しぶりに、ナスダック指数や、保有株の値動きを
見る。


長期的には、深いリセッションが世界的に続くのは
明白だが、株価の動きとしては、いつ底打ちするか?
である。



10月の末に、全ての投資家がパニック売りして、
一応のトレンドを形成した。


ナスダックで言えば、ITバブル時の最安値が、
当面の底なんだが、今回の場合、「恐慌」という
言葉に近いニュアンスをどうしても否定できない
ため、


ITバブル時の最安値は、防衛できないとみておいた
方が危険は少ない。


いつ?それがやって来るのか?誰も見当もつか
ないが、ジムクレイマー的に言えば、ニューヨーク
タイムス紙の一面に、悲観論が出尽くして、誰も、
悲観的なニュースに反応しなくなった時、といえ
よう。



株やオプション、各種デリバティブ商品の取引を
今後も続けたいなら、儲けようと思って仕掛けを
するのではなく、今後の下落分の損失を何かで
カバーできたと思える、仕掛けがいいと思う。



伝説的な投機王のリバモアは、恐慌の下落相場で
ひと財産築いたらしいが、我々素人が、踏み込める
領域は、下落相場の入り口まで、だ。



自分の場合、ほとんど現物に、損覚悟で、
オプションで、掛け捨ての保険を四半期毎掛けて
いる。長期にホールドしてもいい株だけど、
さすがに、目減り分の保険くらい掛けないと
何をかいわんや!である。ほったらかしには
できない。
幸い、保有中のダクサー(DXR)などは、
会社の業績がよく、今月、ほぼ10年ぶりくらいで
配当が出るらしい。


この会社、変わった医療機器を販売している。
人間の血液量を(体に流れている循環血液量を)
測る機械だ。検査技師的に言えば、ヘマトクリット
や、ヘモグロビンで、体内の血液量は理論的に
算定できるが、誤差も多く正確ではない。
FDAで認可された、この機器は、血漿アルブミン
という蛋白を放射性物質でフラッグ化し、血液を
定時に採血することで、血液流量を測るという
もの。(技術の説明は難しいので、ダクサー社の
ホームページ参照して下さい)
 英語では、Daxor corp.ltd.
何故、正確な血液流量を測らないといけないか?
というと、オペ中にはほとんどのケースで、
輸血するが、その輸血の血液量は、体内に流れて
いる血液量を参考にして、輸血しないと、逆に
血圧を上げてしまい、心臓や腎臓に、いらぬ負荷
を与え、心不全・腎不全状態を引き起こして
しまうらしい。全米の病院では、この輸血に
よる、腎不全・心不全が、結構多く問題らしい。
日本の病院では?



話が脇にそれたが、確固たる技術のある会社は、
今が、買い時であることには違いはない。
ただ、いまやみくもに買うんじゃなくて、
どこまで、買い続けて、どこまで持つか、どこで
売るか。
そんな事を、逐一検討しながら、ホールドしない
と、賞味期限が切れてしまう。
どんなに良いビジネスモデルがあっても、資金繰り
の悪い環境では、芽が出ずに終わってしまう。
ジョンソン&ジョンソンや、グラクソスミスクラ
インが出てきて、買収しても、個人投資家には、
何のメリットもない。その小さな会社が、買収
されずに、育ってくれれば、100倍以上のリターン
を投資家にもたらしてくれたのだから・・・・・



どうしても株の下落や、恐慌が怖かったら、
バフェット氏が薦める株を買っておくしか
ないだろう。これは半ば皮肉を込めてですが・・・
プロクター&ギャンブル、コカコーラ、
ウェルズファーゴ、チャイナペトロリアム、
アメックス、こんなところを買ってれば、
そんなに損はしないでしょう。




大会社ってどうしても、傲慢な感じは否めない
んです。アメリカのAIGグループしかり、
シティーグループしかり、自動車のビッグ3
しかり・・・・・・ファニーメイもフレディー
マックも・・・・
アメリカ政府の公的資金を投入して、救済です
から・・・・・
昔のソ連を思い出してしまいます。決して潰れ
ない国営企業っていう感じですなぁ〜
ロシアは革命でソ連になり、ペレストロイカ
ロシアになったんだけど、アメリカってホント
懲りない。
ビッグ3がまた息を吹き返したら、今度は、
ジャパンバッシングで、トヨタと日産の自動車
をハンマーで叩き壊すんでしょうか?
USスチールは、90年代に息絶えましたが、
いくら大きい会社でも、市場に任すのが資本主義
の原則とおもいますね。
経済の影響を考えて、米国民の血税を使うのは
どうかと思います。




またまた話が変な方向に・・・・
ただ、僕だったら、バフェットののポート
フォリオを組むくらいなら(持ってる人には
申し訳ありませんが、)全部キャッシュにするか、
金(ゴールド)にします。数千万、数億以上
持ってる人なら上記のポートフォリオは、
下降局面で下落に強いでしょうし、枕を高く
して寝られます。数百万程度の資金力では、
下落の心配をするくらいなら、今回の様な
局面では全てキャッシュ化するか、金にでも
換えておくくらいしか手はありません。



自分は、イムコア社(BLUD)、
メリディアンバイオサイエンス社(VIVO)、
バルケム社(BCPC)、ダクサー社(DXR)
の4銘柄に、オプションの保険が少々。
ただ、自分の見立てが間違ってるかもしれませんが、
この4銘柄、どれかは、100倍株のポテン
シャル(潜在能力)があると、みています。



今日は、ダクサー社の紹介しましたが、他の
3社も、非常にユニークな医療機器・キット
を販売しています。おいおい紹介しましょう。