さらばアメリカ、という新書を、本屋で立ち読み。




半分以上は、政治について書かれておりここは飛ばして、

経済中心に斜め読み。



大前氏によると、3悪人のガイトナー長官、サマーズ氏、
バーナンキ連銀議長が、新政権の経済運営の中心で、
シティーグループ救済(公的資金注入)は、
ガイトナー財務長官、サマーズ氏の上司・師匠にあたる
何とか氏(名前は忘れた)を守るためのもので、
結局、身内有利に、アメリカ国民の血税を注入して
いるだけだ、という厳しい見方。



前ポールソン長官も、ゴールドマンサックス時代の
宿敵リーマン潰しは平気だったとして、
昨今のアメリカ経済運営は、身内の論理しか
働かず、公平性を極端に欠いてるとのこと。



著書に、PIMCO(投資顧問会社)のウィリアム・グロ
ース氏を褒めていたが、何をやってる人なのかな?



いずれにせよ、オバマ新大統領であっても、
経済運営は難しいだろうと、結論付けている。



世界に出回っている3000兆円が行き場を
失くしており、この浮遊マネーを取り込む
受け皿、格付け会社IMFに代わる世界レベル
の機関など、など、提言は続く。




我々個人投資家から言えば、今後も株式投資
厳しいし、さらに言えば、仕事もスキルアップした
り、必要な資格等揃えて、来たるべくクラッシュ
に備えとこう、そんな感じだな・・・・・



とりあえず、カミサンの実家は、農業もやってたり、
大家(農業の)なので、いざとなったら、
野菜でも家族分くらいは、自家栽培だな・・・・



自分も、年なので病院の仕事は結構きついが、
企業や経済の先行き土砂降りなら、
検査技師の病院勤務も考えなきゃいけない。
日本に限らず、中国、メキシコ、ベトナム
病院(野戦病院?)での仕事、
etc,etc
そこまでやったら、カミサンに嫌がられるが、
大恐慌時代なので、それくらい考えときゃ
ならないかな・・・・・



女房がめずらしく株の購入を勧めて来た。

「この前バブルがはじけて、不況になった
時は、味の素、キッコーマン醤油が棒上げ
したのよ。アメリカの株なら、缶詰会社
なんてお買い得なのよ。みんな家に巣篭もり
して、自炊する傾向になるのよ」ときた。

「こういう不況の時期は、教育産業、
音楽関係もいいよね。みんな自分に
投資するから」


なるほど、と思う。
そういえば、日経の記事に、伊藤園
社長が、不況時は会議が増えるから、
お茶の販売が伸びるって、書いてたな・・・


ちょっと自画自賛的な桶屋が儲かるって
いう我田引水だな・・・・



次の底を確認してからでも、株購入は
遅くはない。
いまはむしろ、不必要な塩漬け株式を
売却する時期じゃないでしょうかね

(注)先日、日本株アメリカ株の
   PERが歴史的割安と言いましたが、
   決算の悪化で、そうも言えなく
   なりました。収益(E)が減って
   るからです。