ヨーロッパ発の金融不安で、世界同時株安である。


ギリシャを含め、EU加盟で国家財政破綻の危機にある
国々はPIIGS(ピッグス)と言うらしい。
「このブタ野郎!!」っていう訳なんだが、ポルトガル
アイスランドアイルランドギリシャ、スペインの5カ国
の面々である。



国家GDP比で、かなりの比率にわたって赤字が累積し、
消費税は20%以上、公務員の給与は半減、etc,etc
国民の怒りがギリシャ政府に向かっているという構図だ。




翻って日本。何十兆もの赤字を国は作りながらも、まだ、
円や国債の投売りには至っていない。
単に、各個人が貯蓄する流動資産が150兆円規模で
ある・・・・・それだけが担保になっている、こちら側は
かなりの危ない橋渡りの構図だ。




ヨーロッパ発の国家財政破綻金融危機は、他人事では
ない。PIIGS諸国より、さらにインパクトがあるのは、
イタリアの財政危機と言われている。イタリアは、
曲がりなりにもG8の一国。ここに飛び火すると、厄介な
問題をEUは抱えることになる。



相場のことは相場に聞くしかないが、しばらくは、
空売り勢がおいしい思いをするはずだ。




個人的には、リーマンショック後も株を保有
(半分だが)、約2年でほとんどショック前水準になり、
全部売却しており、いまは指をくわえてノンビリ眺めて
いるだけ。




今後の相場展開については、相場に聞くしかないが、
財政赤字を一挙に(短期に)解決する方法などあれば、
日本だって見習ってやっている。この問題は、時間が
かかるのではないだろうか。




まがりなりにもギリシャだって民主主義発祥の地
である。
消費税20%以上、公務員の給与激減の2っは、
日本政府にはできないウルトラCである。


さすが、プラトンの国である(何のこっちゃ)。