鳩山首相は、基地の沖縄県外移設を断念したかの
ようなコメントを漏らしたようだ。




アメリカのNYタイムズ紙、ワシントンポスト紙は、
そろって、日本の首相の二枚舌を批判している。




まあ、アメリカが批判するのはお門違いとしても、
在日米軍の再編のあり方、日米安保の将来に
ついては、


5月末とか、明日までとかの期限を設けず、
継続的な対話(国民およびアメリカ政府と)を
すべきだろう。




誰が首相をやろうが、どこの政権が勝とうが、
普天間問題、日米安保在日米軍の問題は、
避けては通れない。



自分が生まれた頃、アイゼンハワー大統領が
岸信介首相と安保協議しようとした際、
大学生や勤労者はものすごいデモがあった
映像をよく見る。いわゆる60年安保問題って
やつだが、
そんな過激なデモに比べれば、いまのご時世
何とノンポリ(政治無関心)が多いことか・・・



一人の首相や一つの党を超えた問題なのだから、
もっと民意があってしかるべきだろう。





自分は、海兵隊を日本本土に持ってきてもいい
と思っている。(アメリカは部隊の構成上、
沖縄以外無理というが)  

実際、昔、本土にあった
横田基地やその他の米軍基地は、東京都民、
神奈川県民の騒音反対運動にあって、縮小、
廃止した経緯があるように思う。




沖縄の負担はわかるが、東京に来られても
困るでは・・・・・難しいよね・・・・・





中国からの防衛線には、一次防衛ラインと
二次防衛ラインがあって、
一次防衛ラインは、薩南諸島沖縄諸島
台湾に至るラインで、
二次防衛ラインは、小笠原諸島から、グアム
サイパンあたりを結んだラインらしい。
詳しくは調べてみてほしいが・・




アメリカ、日本にとっては、薩南諸島
沖縄諸島は、いわば自然の不沈艦・空母で、
ここのラインを失う(あるいは無力化する)
ことは、すなわち海上での覇権を50%
失うに等しい、というポジションだ。




そういうロジックから言ったら、アメリカに
とって、
日本本土に米軍基地を持つ意味はそれほど
ないようである。それほど、沖縄諸島
薩南諸島の軍事的意味合いが重要という事。




鳩山さんや民主党に別に反対はしないし、
がんばってもらいたいと思うが、
党公約で沖縄県外移転を明記したのは、
いかにもまずかった。
ようやく目が覚めて、沖縄の重要性に気づいた
ようだが・・・・・。







中国にとっての内海は、黄海東シナ海
あって、日本海、太平洋などは、中国の
内海ではないのだ。
中国海軍が進出してくれば、遠海漁業にも
影響を及ぼす。




在日米軍、沖縄駐留米軍を撤退させるんで
あれば、
中国と、相互不可侵条約をむすばなければ
ならないし、
中国と、尖閣諸島東シナ海のガス田の権益
など、未解決の相互の領土問題について
領土画定・権益確定の交渉が必要だ。




平和なスタンスだけでは、領土交渉のテーブル
にさえつけないのだ。




民主党は外交でナイーブ過ぎては、国益
損なうと認識すべきだろう。



徐々に学習すべきだ。