ダウジョーンズとナスダックの指数を
長期のチャートで検証すると、



1985年以降、急峻に上昇カーブを
描いている。

これは、レーガンサッチャー政権の
規制緩和政策(小さな政府)、および
金融革命(デリバティブ革命)の影響
であろう。




(1)ナスダック指数

1972年9月 133ポイント
1981年7月 211ポイント

の上値抵抗線を定規で引くと、
2011年内に、1500ポイントを
抜ける直線が描ける。




(2)ダウ工業指数

1960年1月 616ポイント
1965年5月 868ポイント

この2点を直線で、結ぶと
2010年に、8500ポイントを
上抜ける線が描ける。




(1)(2)の結論
レーガノミックス、金融デリバティブ
(不必要なレバレッジ)が無しと、
想定した場合の理論値

2011年内=ナスダックの1500ポイント
       上抜け

2010年内=ダウ工業の8500ポイント
       上抜け


レーガノミクスと金融革命が無意味だったと、
仮定した場合です。






次に、QQQQ(ナスダック連動の指数ETF)の
値動きを追ってみます。

これは、単にナスダック指数の上位100社
で、連動させた指数で、

ナスダック指数と同じと考えて見ます。





(1)のナスダック指数の動きですが、
QQQQ(ナスダックと同じ)で見てみます。



2000年3月に 117.56ポイント(最高値)
     5月に 81.69ポイント

    (36ポイントマイナスに2ヶ月)




2000年9月に 95.12ポイント(戻り高値)
2001年4月に 35.95ポイント(底NO1)

    (59ポイントマイナスに7ヶ月)



2001年3月に 48.99ポイント
     9月に 28.19ポイント(底NO2)

    (21ポイントマイナスに6ヶ月)




2001年12月に 41.73ポイント
2002年10月に 22.22ポイント(大底)

     (20ポイントマイナスに10ヶ月)





約2年で、大底まで到達しました。





今回のメルトダウンのケースに当てはめると、

2002年9月に   20.35ポイント(大底)
2007年10月に  53.53ポイント(高値)

      (32ポイントプラスに5年)






2007年10月に  54.42ポイント(最高値)
2008年3月に   42.07ポイント(底NO1)

      (12ポイントマイナスに4ヶ月)





2008年3月に   50.01ポイント(戻り高値)
     10月に  32.89ポイント(底NO2)

      (17ポイントマイナスに7ヶ月)


です。




こう考えて見ますと、2011年内に1500ポイント上抜け。
QQQQ指数では、1500ポイント=大体25ポイントくらい
ですので、


あと2〜3年で、大底の21ポイント(ナスダックでは1170)
を試す展開が、


こじつけで(笑)予想されます。



ナスダックに関しては、今後数年は、1200ポイント〜1800
ポイントくらいのベア(弱気)のボックス相場で、

大底の形成をしていくんじゃないでしょうか?
ただ、今から、1200ポイントを試す展開ですから、
ITバブル時の様な、資産が6分の1になる恐怖は
ないようです(注)チャート的には・・・・・



ただ、これからあと20%ダウンすると、チャートは示唆
してますが・・・・・







(あ)住宅関連指数の向上
(い)サブプライム関連で、ガラス張りの損失計上(会計上)
(う)各国GDPの上昇


あ、い、う、が、急速に改善されれば、来年にも株価は上向く
でしょうが、

チャート的には、2011年1500ポイント上抜けが、
本来の、株価売買による、チャートの推移だと、みておきましょう。






2011年まですべきことは、
株に保険をかける。(個別株オプション、指数オプションなどで、
コールを売ったりプットを買ったりする。)

ポートフォリオの70%を現金化する。


他の方法はあまり見当たりません。