株をはじめた時、女房(元証券12年勤務)に、「株は博打だから、
買った株全部失うくらいの覚悟でやんなきゃだめよ。」と、わけ
わかんない事言われましたが。子供の前でたまにカミサンと、株の
話ししてると、まだ7さいなので「パパ。株って、大根と同じ?」
って言うので、「そう。あまり美味しくないから、ダイコン、カブ
は同じ種類だよ。」と答えると、「なんだ。」と。禅問答ですな・・・。

まじめに株の話を・・・。バフェットの「銘柄選択術」という本も
いいですね。この本を読んで買った株は、バフェットと同じ理論で
買ったという自信の裏づけで、株価の上がり下がりに、いちいち気持
ちが振れないメリットはありますね。
彼の理論を要約しますと、過去10年の企業の財務諸表から、
株でよく使う指数、ROE,PER,EPS,BPSや株価、
発行済み株数、株主資本、純利益、配当性向を調べ上げ、過去10
年の平均値から、今後10年の株価を予想するというものです。
いろんな計算式が出てきますが、複利計算の考えがわかれば、
理論は概して簡単です。他にもいろいろ、ブランド、市場独占性、
etc書いてありますが、この辺の感覚になりますと、市場やビジネス
の10年後を読む先見性になりますので、大手証券会社のアナリスト
でも持ち合わせていない類いの感覚ですので、何とも言えません。
当然、私にもありません。ベンジャミングレアムという、資産株
投資の大家に、バフェットはコロンビア大学院で学び、その理論を
体得したのですが、企業の発展性を考慮に入れないグレアムの
理論では、無理があるというわけで、そのころカルフォルニアにいた
投資家のフィッシャーに教えをこいた訳です。フィッシャーの
「成長株投資」(荒井氏訳)にはいみじくも、「資産株に投資
してもせいぜい50%引きのバーゲン品を買ったにすぎない。」と、
書いてます。余談ですが、フィッシャー氏は4〜5年前90なにがし
才でお亡くなりしましたが、彼のファンドは息子さんが引き継いでる
はずです。息子といっても60歳くらいでしょうけど・・。
ただ、ピーターリンチはその著書で、一番確実に儲けを期待できる
のは、資産株、業績回復株で、資産株はうまくやれば、4〜5倍の
利益をコンスタントにあげられる、とも述べてますね。

長くなりますので株の話はまた次回に・・・。

フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために

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