ダウ工業・ナスダックともに総崩れ。
5%前後、また下落した。


一昨日、その前からの金融不安(リーマン
、メリル、AIGショック)で、株価は
総崩れ状態。



優良株の、プロクターギャンブル、コルゲート、
J&J,コカコーラ、シェブロンテキサコですら、
2%前後、一様に下落。



僕のポートフォリオでは、上がったのは
セルサイ社(CVM)とダクサー社(DXR)のみ。



買い場はまだまだ先と見るが、昨日は、医療
関連株も、相場に引きずられ、平均で4〜5%
も落ちている。
ネイタスメディカル(BABY)やメリットメディ
カル(MMSI)の1回目の買い増し時期が刻々と
迫っている。またイムコア(BLUD)やバルケム
(BCPC)も千載一遇のチャンスが近い。
しかし、相場のだましやトレンドもある。
まだまだ相場の低迷は来年さ来年も続くはず。
一気に購入せず、何を置いても、分割購入だ。



今日ネットで、ジムクレイマーのストリート・
ドットコム(TheStreet.com)を見る。彼が言うには、

「自分の
ポートフォリオ内で、許せない範囲に株価が
落ちれば、半値になろうが、即座に処分すべき
だ。その許容範囲は、個人個人で違う。自分は、
JPモルガン、ゴールドマンサックス、モルガン
スタンレーが、今から20〜30%下落したら
処分する。」と言明してたね。



日本のバブル崩壊の例で言えば、ブラックマンデー
→複合不況→金融危機→(証券銀行住宅倒産)→
デフレスパイラル失われた10年


こんな感じだったが、80年代終わりの株のはじめの暴落
から、山一證券倒産まで実に10年近い期間が
あったが、アメリカの今回の場合、サブプライム
関連の負債額も、規模が違うが、展開がものすごく
早い。



将来に関して楽観視はしているものの、
今のアメリカに必要なことは、従来型の景気回復
だけでは、乗り切れないかもしれないという、
一抹の不安はある。



この日記でも何回か書いたが、

1930年〜世界恐慌<不況>
  40年〜ニューディール(公共事業)
      第2次大戦軍産複合体


(第1の波)大量生産自動化消費社会

  45年〜戦後(大量生産=車)
        (オール自動化=電器機器)
        (テレビ=消費社会への宣伝)
ここで、先進国世界は、好景気に長く恵まれ、
1970年ころまで好景気を謳歌する。
  



そして・・・・・


70年〜オイルショック<不況>

  75年〜ベトナム戦争軍産複合体
      金融革命(金融デリバティブ



オイルショック・ドルショックを、
軍産複合体デリバティブ金融が引っ張り、
一時的な
好景気に入る。




しかし・・・・・


  88年(?)ブラックマンデー<不況>


ここで、世界は一時的な不況に陥る。第一次湾岸戦争
もあったが、景気は回復せず、アメリカでも
USスチールクライスラーなど、重厚長大産業に
陰りがでる。

この時期はだいたいクリントン大統領就任時期
くらいで、90年代前半まで不況。



ここに
(第2の波)が起こる。クリントン氏はラッキーにも
ゲノムとITのおかげで再選される。


この後、ゲノム革命、ウエブ(ネット)革命が
起こり、2000年のITバブル崩壊もあったが、

  95年〜2007年 までは、
  ネット革命、ゲノム創薬革命

で好景気を謳歌できた。



ちなみに、日本の90年代は、
ネットでもゲノムでも、アメリカに遅れをとった
ため、立ち直りに長い歳月を必要とした。また、
政治が金融自由化の足かせとなり、立ち直りに
長期間を要した。




考えてみれば、ネット革命、ゲノム創薬革命に
救われた格好で、ブラックマンデー以降から
90年半ばまでの構造不況を、脱することができ
た。逆に言えば、この2つの革命がなければ、
ブラックマンデー以降の不況を回復できなかった
可能性はあった。




今後について言えば、サブプライムの解決や
住宅価格の上昇っていう対処療法よりは、
人類地球規模で、


グリーンテクノロジー革命(第3の波)を推進し、


特に
1.エコロジー(CO2の処理も含む)、

2.海水・汚水の再利用、

3.新エネルギー(バイオマスバイオエタノール
  電気(水素)自動車、ソーラーエナジー)など、



我々一人一人が生活で実感できるサービスや
製品を供給できる企業が、経済を引っ張る
構図になるはずだ。これが第3の波となるはず。



軍産複合体、ネット関連、ゲノム医療 などは、
一時勢いをもたらしてくれるが、
やはり第3の波が来ない限り、経済の長期低迷化
は避けられないだろう。



新興国の経済が世界を引っ張るには限界がはっきり
した、今回の金融危機だった。


はっきりとした革命的なグリーンテクノロジーが、
消費者の眼前に現れない限り、経済的な低迷・
ボックス相場は抜けられないだろう。




じゃあ何故お前は株を買うのか?って聞かれれば、

奇麗事で言えば、いつか人類に不老不死の薬を
もたらしてくれる企業、タイムマシン(時空を
超えられる機械)を開発する企業、
光速ロケットを開発する企業、

こんな企業に、先行投資してるのだ、と答えたい。


相場の動きにあわせたり、サブプライム補填のために
株を買ってるわけじゃないって思いたいね。