那須塩原まで新幹線で行って、福島の中通り会津

知人宅に泊まった。


那須塩原駅


夜中に何度も余震で目が覚めて、まだまだ地震

余波がある。



福島内陸部も、沿岸よりは被害はすくないが、
この通り。家の瓦は全部庭に落ち、塗り壁に、
いたるところに亀裂が走っている。




現地のテレビでは、1時間ごと、各地の放射線濃度が

テレビのテロップで流れており、自衛の手段は万全のようだ。

どういうことか?というと、政府発表の放射線濃度と少しでも

違えば、福島県民は自主的に避難することも、あり得る、という

感じ。つまり、ごまかしはできないよ、ということだ。






那須塩原から、郡山までは車の往来が回復してきたみたいで、

自分は、那須から、車で、福島県南部と沿岸に行ってみた。

今日あたりから、この辺りでも、ガソリン・軽油・灯油が徐々に

出回っているようだ。そして、生鮮食料品は豊富だが、パン・

カップ麺・日持ちする食材(缶詰)などは、どこのスーパーでも、

どこのコンビニでも品切れ状態。これは首都圏と同じであった。





自分は、主要道路を車で走り回って、親戚の家(南会津方面)の

家庭用灯油・軽油をある程度確保して、新幹線に乗って、

東京に戻ってきた。東北沿岸の被災地に比べたらまだ、全然、

ライフラインは充実しているが、逆に、ガソリン・灯油・軽油

パン・カップ麺などは、半日探し回らなければ入手できない。

運よく(?)被災地に指定されたため、電力を首都圏よりは

優遇されてるようなので、念のために、電気ストーブ1つ

買い置き、した。

だいぶ、需給が改善されてきたとは思うが、まだまだ、

東北地方は寒く、暖房が必要だし、灯油・電気がなければ

お年寄りと病人は、かなり生存が厳しい。




個人からの支援物資を政府は規制しているが、個人的に

援助しなければ、生存が危ぶまれる方々は、被災地ばかりか、

被災地の周辺にもいらっしゃる。

みなさん、お金はお持ちだが、物資を買おうにも買えない方々が

いっぱいおられる。彼らは「お金を出してカップ麺買うから、何とか

してほしい」と言ってる。別に、支援物資をタダで下さいと

おっしゃってるのではない。




何度も、今の政府に言いますが、行政が出来ないなら、民間に

援助をしてもらっては、どうですか?

宅急便やトラック配送会社に、義援金をまわして、物流が復活すれば、

被災地周辺の方々は、お金を出して買いに行くと思うよ。

なんで、政府は自分たちだけで、抱え込もうとするのか?

出来ないことは民間にさせなさい。




福島原発も、5重のシェルターを施して、1、3号機は、

建屋(第5の壁)が破損・消滅し、2号機では、第4の壁の

格納容器が破損したと考えられている。

炉心のほか、使用済み燃料棒を保存している、4号機から6号機は

この使用済みの棒の処置で悪戦苦闘している。



同時多発的に、核融合反応の恐れがあり、これを抑える処置が

必要になっている。

「対処療法で、いいのか?」って我々原子力の素人は

思っちゃうんだよね。

建屋が壊れたら、放射能を遮断する鉛などで、

建て替える必要がないのか?

建屋を反放射性物質で、さらに覆うシェルターは

必要ないのか?

って思うんだが・・・・・・・・もちろん、継続的な冷却措置を

やりながら、だが。




福島・宮城・茨城・千葉にかけては、農業・酪農・漁業の一大産地。

すこしでも、放射能が、この腐った原発から漏れない措置を、

施すべきじゃないだろうか?

シェルターを造らなければ、いつまでも、漏れつづけるんじゃ

ないだろうか? 素人にはよくわからんが。