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先週末は、取引先R氏と、食事した。
相変わらず、福島第1原発の話しだった。この方は、
中国に製造の仕事で、月10日以上滞在している。
東日本には、中国人旅行者はあまり戻ってきていない、
という。日本行の飛行機にほとんど、中国人と乗り
あわせないと言う。
考えてみれば、当たり前だ。
やむを得ない事情なら仕方ないが、わざわざ放射能汚染
された東日本や日本に、観光で来るとは思えない。
かなり勉強して、日本に稼働中の原発全廃止賛成に至った
と言う。
自分も、ツラツラ考えるに、今の状況は、第2次大戦で、
アメリカと戦争に至る10年くらい前、軍備拡張・アジア
諸国侵攻・植民地化してた当事の国内世論と同じではないか?
「わかっちゃいるけど、やめられない」っていう、ヤツだ。
日本人は単一民族なので、一旦、ムードができて、流れ
ができると、その流れが悪いとわかっていても、変えら
れない。
自分は今回の第1原発事故で、はっきり、責任者を犯罪者
として、法の下(法廷に)にさらすべきだと思っている。
そして、被害を受けた方々は、東電に「個別に」損害賠償
請求すべきだと、おもっている。
被害者家族一律、200万円?そんな賠償金もらって、
あとはチャラでは、東電のおもうつぼ、だ。
今後、数年、数十年にわたって、福島・茨城・宮城・
栃木は、健康被害の調査を精密に行い、今後は個別に、
東電に損害賠償すべきだ。
どの程度の健康被害が子供達に及ぶか、現時点では、何もわからないのだ。また、国会で、福島第一原発の安全性強調した
関係者がいたが、
犯罪として問えるかどうかの裁判も必要だ。
そして、最終的には、原発稼働の是非を問う
国民投票だ。
いるので、
福島県の行政を、会津若松市移すべきだ。この地域の健康被害を考えて、移転できる事は、何でもすべきだろう。
新幹線を西にひっぱったらいい。
建設予算は、東電の損害補償費から捻出すること。
形だけの善後策はいらない。
1.事故の首謀者を法廷に引き出す
2.第1原発の原子炉完全解体
3.被害者への完全補償
4.国内原発完全停止
ここまでやれば、日本や福島に、世界から観光客は
すこしは戻ってくるだろう。
311の前のレベルには、絶対に戻らないが・・・・
大震災は震災で自然現象だった。
ふくしま第1原発事故は、第2の敗戦で、
人災だったのだ。
先の敗戦と同じで、国・軍・企業のトップを
無批判に走らせた、我々国民の責任は重い。
大切なのはバランス思考で、愛する国土を廃墟にする前に、折り合いをつけることだ。
今は、バブルでも、経済の高度成長下でもない。
原発完全廃止は、難しくない。
今度、福島原発と同じような事故が日本であれば、戦時中よく言われてた「国体の維持」は難しくなる。
平たく言えば、日本に人が住めなくなる、という事だ。