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久振りに土曜日が休みになった。
最近、仕事が本当に忙しい。
朝刊を読んでると、福島の原発から出たセシウムは、広島原爆1発から放出されたセシウムの、何と、168倍だそうだ。
これが本当で、健康上の被害が皆無だったら、奇跡に近い感じだ。
チェルノブイリ事故では、小児の甲状腺癌が、1万人当たりで確か10人くらい、通常の5倍くらいだったはず。
数字のトリックだが、1万人当たりで2人の発生率から、10人なっても、当局は、
「若干増加した」と、言い切れるのかもしれない。
チェルノブイリの原発事故は、広島型原爆の何個分かわかれば、小児の甲状腺腫に限っては、発生数をある程度、予測はできるだろう。
どちらにしても、小児甲状腺腫の影響が全然ないと、断言するのは不可能だ。
事実、最近の福島県の調査で、ランダムに検査した小児のほぼ半数に、甲状腺に、何がしかの異常が見つかったという報告があった。
東電と現政府は、どのように賠償するつもりなのだろうか?
戦後最大の公害補償に発展するのは、まず、間違いない。
福島県を応援しようとか言うのは心情的にはわかるが、全ての補償をクリアしてから、
こういう言葉は出てくるものだ。
核心部分で逃げ回って、「応援しよう」も、何も、ないだろう。
支払うべき対価を全て支払ったうえで、感情論に訴えたらどうか?
東電や現政府のやってることは、逃げの一手しか感じられない。
原発の被害を受けられた方々は、遠慮なく
損害の賠償を、まず東電に請求してほしい。
個人的には、枝野官房長官も、刑事訴追されてもいいのではないか?「ただちには、健康に害はない」と言い切って、放射能ホットスポットの住人(特に乳幼児と妊婦)の避難勧告を怠った。
自分は法律家ではないが、今後問題になるのは、
1.東電が、自然災害で原発に支障が出る事をあらかじめ認めていたか否か。認めていた場合、意図的に対策を講じなかった罪。
2.現政府が、地震発生後に、原発からの放射能漏れを(拡散地図を)意図的に隠ぺいした罪。
3.2に準じて、意図的に、放射能ホットスポットの住人達を避難させなかった罪。
4.東電が高濃度汚染水を太平洋に破棄した罪。および、現政府が意図的にそれを無視した罪。
5.現政府が、健康には害がないと、意図的に高濃度セシウムに汚染された牛肉、および、ほかの農産物を流通させた罪。
ほかにも、まだまだありますが、書ききれないなので、ここまでにしますが・・・・
自分も福島県に親戚もいるし、友人たちも多い。
だが、彼らを応援することで、東電や現政府が行った極悪非道を許してはいけないと思う。福島の友人たちには、順化させられてはいけないと、言っている。
まず、犯罪者を明らかにし、それを償ってもらうのが第一義だ。
東電、現政府、マスコミに取り込まれてはいけないのだ。
福島を応援するとは、東電や現政府に、はっきりした補償をさせるように「応援する」ことなのだ。
東電と現政府のマスコミ操作には、ウンザリ、である。