少子高齢化に対応した医療改革(つまり、国に入った
税金、社会保障費を使いたくない改革)っていうけれど、
国の方向性がどっちつかずなんです。

アメリカのような、①移民を労働者として受け入れる
ダイナミズム、②At your own risk(自分のことは
自己責任で)、③Money makes the mare to go(地獄の
沙汰も金次第)、④ボランティア精神(金持ちは形だ
けでも、一般に金を還元する。高校生は病院などで
ボランティアを)などが出来るのであれば、アメ
リカ追従でもいいですけど、日本には、十重二十重に
折り重なった歴史があり、地方と都会の意識格差が
大きい。


結局、高齢者(被介護者)を看るのは、公的機関で
なくて、家族なんです。日本では今でも・・・。
アメリカの様にすっぱり割り切るか?強者のみ生き残る。
金持ちのみ、病院に行ける。実質、国の医療はござ
いませんって、言える?日本も、今の介護システムを
見ると、金持ちはどんどん金使って、いい施設に行き、
貧乏人は、家族が看るっていう、アメリカ的な感じに
はなってきていますが・・・・・。



心臓の移植手術もできない国に、医療改革もないし、
役人の天下りOK、税金から退職金1億円なんて
国に、社会保障の改革って、ない気はしますね。
国の経済がいいっていうけれど、いいのはトヨタ
キャノン、一部のIT企業に引っ張られた周辺の業界
だけの様な気がします。


また話が違う方向に行きましたが、毎年、いやという
ほど増えていく、被介護者(介護を受けるお年寄り)
の財源をどうするか?出来ないなら、政府自身が自ら
出来ないと宣言し、明治時代のように、家族自ら引き
受けてくださいと、全該当家族に言う方が良心的で
あるし、政府の欺瞞性・偽善性も少ない。出来ない
ことは素直に「出来ません」と、言うべきだ。下手に
介護保険でどう、とか、社会保障がどう、とか、
言うより、アメリカの様に、いい介護施設に入りた
かったら(家族が看たくないなら)、田畑山林でも
売って下さいって、言われるほうが、良心的ですよ。


長くなったが、国は、まず根幹をはっきりさせる
べきなのだ。

高齢者介護で言えば、スウェーデンの様に、
①税金は、所得税でも消費税でも、ガンガンとります。
 でもあなたが貧乏人でも、老後はしっかり看ます。

とするか、

アメリカの様に、
②お金持ちしか、高齢者施設には入れません。せいぜい
 ビジネスにがんばってお金を貯めてください。

とするか、どちらかです。


国はどちらにするか根幹を決めて、はっきり公表す
べきだ。

方法論・枝葉はどうでもいい。