女房の叔母さんの連れ合い(カミサンの義理の叔父)
が86歳で亡くなった。女房、女房の母とも、葬儀に
参列。その間僕が、子供のお守り。女房・義母とも
通夜から来るように言われて、閉口。


女房の父(自分の義父)の葬儀時、義父の妹夫婦、
その息子達が、参列し、香典も合わせて相当額、
置いていった。


当時、女房は産後、義母は病み上がりで、僕が、
喪主代行したんだが、ずいぶん、香典を持ってくる
親戚だと感心して(半ばあきれて)た。結局、香典で
入るものは入ったが、いろいろ取られて、我々は
100万近くの赤字。



今回その親戚筋の非血縁者が亡くなった。女房・義母
・僕合わせて、30万近く出費。痛いね。女房はむっ
としてた。義母は昔の人で、葬儀をすれば香典が入って、
葬儀家が潤うと、勘違いしているが・・・・・。まあ、
ある程度、香典もらった人だけど、結果的に香典の倍返し
という計算になっちゃうんだよね。血縁者非血縁者が
連名で20万香典くれれば、それぞれ亡くなって20万
ずつ払わざるを得ない。葬儀の規模が小さければ小さい
ほど、田舎(東京都下)での葬儀の自己負担・赤字額は
少ない。



田舎の葬儀は余計な風習だけ残り、昔の様に、何から
何まで、近所のひと達の人海戦術でやればコストは
かからないが、弁当や初七日、お寺への寄進等、全て
取られる所はうまく取られる。大昔は、葬儀中の弁当
や酒のために業者が暗躍などしなかったと、聞く。



地方地方でいろいろあるようだ。僕のうちは、非血縁
者が亡くなっていちいち葬儀に参加してたら、アメリ
や九州、北海道まで行かなきゃなんない。女房の家は
東京中心に、親戚がうじゃうじゃいるので(近くに
いるので)、通夜・葬儀を断れない。女房はいつも
愚痴っている。関東(東京の真ん中以外)は、変な
風習が残っていて、あまりさばけていない。特に、
農業や商売を代々営んできて、地元に密着すればする
程、抜けられない地獄的なしがらみがある様だ。



話がそれたが、故人には申し訳ないが、喪主の立場
から言えば、葬儀規模は小さく、香典は見栄を張らずに、
届けて欲しいものだ。葬儀家の土地が広いからといって、
キャッシュフローが豊かとは言えない。香典を払う側
も、その辺をわきまえてもらいたいものだ。
これからは高齢化で、どんどん年寄りがお亡くなりに
なる。アメリカのように、チャンチャンで終わりも
さびしいが、虚礼は廃止していくべきだろう。葬儀屋
には悪いが・・・・・