北方領土4島の開発を、ロシアは加速化させたい、

ようだ。中国・韓国の民間・国営企業に、その開発を

依頼するというニュースが、このところ、よく出ている。

日本企業は、政府が日本領としている北方4島の開発には、

参加できない。実際、ロシアビザを取って北方4島に旅行

するのも、できない。ロシア領と認める、との認識だからだ。



ロシアは第2次大戦で、連合国側だが、日本にとっては、

終戦間際の散発的な戦闘しか、ロシアとは対峙していない。

ロシアは、中国や韓国と同等に、扱われたいようだが、

それには無理がある。ナチとの戦争のゴタゴタに紛れて、

ポーランドフィンランド、バルト3国などを分割・

併合し、掠め取っている。メドベージェフが、

中国に来て、中共首脳と、対日戦勝記念などど言うのは、

破廉恥である。



ヨーロッパ諸国の一部、モルドバアゼルバイジャン

バルト3国などはいまだに、ロシア(旧ソ連)との

領土問題を多く抱えている、という。



ロシアが正義を気取って、第2次大戦での自由解放者

というのは、日本だけでなく、ヨーロッパの一部の国には、

偽善にか映らないはずだ。

日本政府は、「北方領土4島返還」などいう前に、

シベリア抑留者や、ロシアの不可侵条約破棄に対して、

見解をただし、シベリアでの強制労働の保障をまず、

ロシアに求めるべきだろう。



北方4島に、中国や韓国の資本が入る入らないの

問題ではない。


ロシアが、先の大戦で加害者でもあったという認識を、

ヨーロッパ諸国と共有、連携して日本政府は、ロシア人の

草の根にまで浸透させるべきだ。



領土、領土と言ってても、日本人の深層心理に

(一部ヨーロッパ人の深層心理に)

「ロシアは信用できない」って考えがある以上、

両国経済は活性化されない。




ロシアとの関係は、ハードなものではない。

ソフトな関係ができない限り、ロシアとの関係は、

同じ資源国のオーストラリア、中国や

ブラジル以下でしか、ない。


ロシアと比較的上手につきあってるドイツに学ぶのも

いいだろう。


ただ、ロシアはヨーロッパに属していて、そのヨーロッパ人が、

どういう風にロシアを位置づけるか、よく研究すべきだろう。



4島の経済や開発もいいが、本質論を解決しなければ、

実は

何も解決しないことも、ある。




先日、タイに仕事で行っていた。白人旅行者の中でも、

ロシア人の割合は突出していた。50%の白人はロシア人

旅行者だった。





自分は、彼らに偏見があるのかもしれないが、ドイツ人、

英国人、フランス人、イタリア人などの旅行者に比べて愛想

もないし、

話のとっかかりもない。若い女性は白人の中でもとびきり

綺麗だが、

会話のとっかかりがない(笑)。

民主化されてもまだ20年しか経ってないロシア。

裏側にドロドロした事情があるようで、いわゆる西側

(欧米や日本)には、わからない感情があるようだ。

一言で言って、「まだロシアは胡散臭い」ってなっちゃう

のは、致し方ない。

そこをロシア側からは、北方4島で、交流しようと言うのかも

しれないが、別に、4島行かなくても、ウラジオストック

行けばいいだろう。そんな近い極東ロシアにすら、あえて

日本人は旅行に行かない。



ロシアというと、なんか今は、貧富の差、マフィア、テロ、

こういうイメージになってしまっている。

ロシア側から、ソフトなものを日本に発信する努力が欠けて

いるのだ。だから、日本人のイメージが悪いのだ。