長期消耗戦

いよいよ日中の戦争は、消耗戦、長期戦の段階に入った。



中国共産党は、硬軟とりまぜ、世界の世論に訴える宣伝戦も仕掛けている。




日中の国力を考えると、今回は中国が攻勢を仕掛け、日本が防御する、という構図。 日中間の歴史で言えば、元寇以来の構図だ。




防御する場合は、日本も、なかなかしぶとい。こちら側に非がないのだから、50年でも100年でも、尖閣諸島を防衛するはずだ。




中共や韓国が持ち出す、80年前や100年前の亡霊は、ほとんど説得力がない。
世界中のどの国が、友好的な雰囲気なしに、実効支配している領土を侵略者に渡すというのだろうか?




金の力と軍事力だけをちらつかせる中国共産党は、世界的・普遍的価値観が、G8とは根本が異なる。日本人が中共の価値観に共鳴すれば、尖閣諸島でも沖縄でも、連中に渡すだろう。




原爆を2発落とされたが、まだ自分は米国の価値観の方に共鳴する。



チベットでは、毎週の様に焼身自殺があるという。国土と言語を中国共産党に盗まれた事への失望や抗議、だという。




我々は、好むと好まざるにかかわらず、中国や韓国が隣人になっている。
大陸のことには、あまり深入りしないことだ。




それが、先の泥沼の戦争から学んだ教訓だったはず。



太平洋諸国との友好善隣協力を発展させることだ。



ニクソンとキシンジャーが沖縄返還の際、尖閣諸島の残存主権が
日本にあるという文書とテープが見つかった、という。



悪いニュースではないが、領土問題に歴史を持ち出しても
ほとんど意味が無い。それは、中国共産党の言う、日清戦争
日本が盗んだ、という主張も同じ。



領土問題は、通常の不動産登記や権利の問題と同じで、
先取特権や、借地権と密接に関連性がある。




国家間の領有権の問題でも、
たとえ他人の土地でも、その土地に不動産建物を建てれば、
50年もすれば借地人の土地になる、という法律と大差が無い。



実効支配している側に、権利を主張できる要素が強いのだ。



これは、韓国の竹島についても同じ事が言えるかも
しれない。



それでは、武力と脅しで他人の土地を掠め取った方が
いいのか?
残念ながら、その答えは、中国共産党が一番知ってて、
ウイグルチベットで、既に実践済みなのだ。




今でも、こんな日本人がいるだろう。
あそこの家は老夫婦だけで、資産家で土地不動産も
広い。「庭先にちょっと、農機具を置かせてくれないか?」




そうこうしているうちに、下水道を、老夫婦の土地に
掘らせてもらえないか?などなど。




庭先に、物を置いてやったのが始まりで、しまいには
その土地まで使われてしまうのだ。



大都市ではあり得ない話しだが、日本の田舎などでは、
こんな話しはまだ、いくらでもころがっているだろう。




田舎の農家の経営者の方が、今回の中国共産党のやり方
には精通している。



世の中には、話しても解決しない、裁判所でも解決しない、
そういう事柄があるのだ。



老夫婦の二人の息子が帰ってきたら、そんな話は、近所
から出なかった、という。



年寄りだと思って、農地を掠め取れると、思ったのだ
ろう。土地登記簿だけでは解決しない話は、農地に
関しては、人づてによく聞く話だ。



中共の手口は、「農機具を置かせてくれ。」「下水道管が
あんたの土地の下に引っかかるが、我慢してくれ」
これとそっくりの手口なのだ。




この問題に関しては、中国共産党とは、NO PEACE だ。




昔と違って、今回、我々から大陸に侵略することはない。我々は専守防衛の国だからだ。 どんな局面になろうと、中共との和平はない。