イタリアは強い。メキシコに勝ってるので、日本戦で
決めにかかる(勝ち点3を取りにくる)だろう。
イタリアから見れば、意気消沈している日本から
勝ち点3を取れば、ブラジル戦は控えメンバー
で臨めるからだ。



ここを逆手にとって、日本は超守備的な戦術で、
カウンター狙いのサッカーをするオプションはある。
イタリアの焦りを誘う戦法だ。これには、ザッケ
ローニがイタリア人のDNAを思い出す必要が
あるのだが(笑)
イタリアにとって見れば、日本から勝ち点3を
とれないと、最終戦のブラジルに悪くても
引き分け以上が必要となる。これは、イタリア
にとってみても、かなりシンドイ目標だろう。




なので、
20日朝のイタリア戦は、3−6−1か、
3−5−2、2010年ワールドカップ
本田選手0トップ気味の5バックスでも
いいだろう。



ボランチをアンカーに置いて、長谷部選手
(または全然使っていない高橋選手)を使い、
イタリア戦では、遠藤選手は休養でいいだ
ろう。遠藤選手は疲れを取りきって、メキシコ
戦に先発させる。



3バックスは、吉田選手、伊野波選手、栗原選手
を並べる。今野選手も休養でいいと思う。今野
選手も同様に第3戦先発。





3−6−1なら、


      前田選手


香川選手  本田選手   岡崎選手


酒井(高)選手 長谷部選手 内田選手


吉田選手  伊野波選手  栗原選手  


      川島選手



これは5バックスともいえるが、1ボランチは、
イタリアのピルロバロテッリの両方を、
伊野波選手とケアすることになる。
もっと守備的にいきたいのであれば、
香川選手と岡崎選手の位置に細貝選手、
長谷部選手にして、1ボランチに高橋選手を
入れる手もある。後半、イタリアの足が止まった
時に香川選手を使う手もあるだろう。




守備的な布陣が機能するか、イタリア戦で試して
みるべきだ。伊野波選手が真剣勝負でどこまで
やれるか、3バックの
センターバック、真中を任せてみてはどうか?





コンディションが上がらない選手はベンチスタート
にすべきだろう。90分間走れない、プレス
できない選手はこの試合、休養でいいだろう。
本田選手、長友選手(先発で使うなら)は、
コンディションが悪いので、交代枠が2つ必要。
この辺は、監督として当たり前のように、どう
フォーメーションを変更するか事前にシュミレ
ーションしているだろう。




イタリアやメキシコと真剣勝負できるチャンスは、
そうない。




ザッケロ−には、今までの戦術に拘らず、全てを
試していいと思う。場合によっては、ザックの
お得意の超攻撃的布陣3−4−3を試して
みてもいいだろう。



3−4−3

香川選手  前田選手  岡崎選手

      本田選手

酒井高選手 長谷部選手 内田選手

吉田選手  伊野波選手 栗原選手

       川島選手


3−6−1と同じメンバーだが、香川選手と
岡崎選手がトップの位置で上がり目になる
だけ。
前半は、5バックス気味の3−6−1で、
後半は、香川選手投入し、3−4−3で。
ただ、後半、日本が走れないサッカーでは、
やぶへびだが(笑)交代は3人しかいない。
まして、本田選手は後半足が止まる。
その辺の交代枠は、あらかじめザックは考え
てると思うが。




イタリアやメキシコはまだWカップ出場を決めて
いない。彼らは怪我が怖いので、逆に、日本は
彼らの足元をガンガン削りにいったらいい。
イエローが多く出るくらい、球際の強さがみ
いね。




とにかく90分間走れない、プレスできない
選手は初めから出さないか、交代を考えて
先発させる。真剣勝負では、90分機能しない
選手は使えない。




いい例が2006年のドイツ大会だ。
中村俊選手、加持選手のコンディション
が怪我で上がらなかったが、ジーコ監督は
本番でも名前に拘って、失敗した。




ザッケロ−にも今回、本番に備えて、選手の
見極めをしてほしい。ワールドカップ本番
でも、怪我などでコンディションが上がら
ないスタメンが必ず出る。その際、彼らに
愛着を感じるのもいいが、控えで、やる気満々
の選手をスタートから出した方が、いい結果を
うむ場合もある。




2002年の日韓共催でも、トルシエ監督は、
フラット3を一番理解していた森岡選手が
怪我で出遅れたとき、高さが足りない
宮本選手を2戦目からスタメンで使った。




監督は、時に非情になることも大切で、
ザックにとっては、それがこの大会かも
しれないのだ。しがらみを断ついいチャンスだ。




また、
ザッケローニにとっては母国のイタリアが
対戦相手。イタリアチームの特徴は熟知している
と思う。その情報だけでは、個々の力量差は
なんともならないが、イタリアの弱点を(あれば
だが(笑))細かく指示して、勝ち点1狙いに
徹するべきだろう。




この3〜4試合のようにただ、漫然と試合に
同じメンバーで入ることは許されないと思う。
負けても、引き分けても、このイタリア戦に
何かをトライして、賭けた、リスクを取った
という姿勢が、監督と選手には求められる。




香川選手を先発で使う場合、この試合に
香川が切れてるか、沈んでるかは、前半で
解るだろう。切れてれば最後まで使っても
いいが、沈んでれば、早めに交代すべきだろう。
場合によっては、本田選手と香川選手が
同時に交代したとき、守備的な布陣を
どう敷くのか?4バックから5バックに
器用に変更できるのか?岡田監督が
2010年ワールドカップでしいた
本田選手0トップ、その場合、香川選手は
トップ下か?どのシステムがイタリアに
より良く機能するか?




同じ面子で、同じシステムで試合に臨んでは
、各上のイタリアには、ばればれで、
ブラジル戦以上に機能しないと思うのが、
当たり前。それは、玄人でも
素人でも同じ意見だと思うが・・・・・




勝ち点を1もぎ取れれば、日本サッカー界
には歴史的な快挙で、イタリアを零封でき
れば、1点を取るより重みがある。





ザックジャパンの正念場で、コンフェデ
以降もザック監督が続投できるか、今の
レギュラーが今後も日本代表に残れるか
の、本当の正念場がイタリア戦だ。