厚労省
厚労省は、ここ20年間一貫して、
医療費の削減をはかってきた。
理由は、健康保険料・医療費が国の
財政を圧迫するということからだ。
人口が高齢化して看護介護に予算が
かかるので、介護関連の予算以外は、
カット、カットで、ここまできた。
さらに、2025年以降は、都道府県に
基幹病院を2つ3つ置いて、ほかの
中小の病院はすべて統廃合する予定
らしい。
薬にしろ、医療のフィルムにしろ、
医療材料にしろ、国はこういったものに、
定価を設定しており、医療施設は
その定価の大部分を、国からペイバックして
もらう。これが今の日本の医療システム
だが、会社員の健康保険料から天引きする
予算だけでは、医療にかかるお金を
賄いきれなくなった、というのが
医療関連予算のカットの主な理由だ。
薬にしても、薬価基準を満たす
薬は高く、国が薬代の大部分を
補填しなければならない。
したがって、ジェネリック薬に
して定価を抑えたり、ＯＴＣ
（薬局で買う市販薬）にして
保険対象（国の支払い対象）から
外したい。こういうふうに国は
考えている。
経済ベースでは間違いでは
ないだろう。
いまホットなトピックのＰＣＲ検査。
この検査は３０年前から
臨床検査技師はやっていたが、
あまりの煩雑さゆえ、注文が来ずに、
廃れたと思っていたが(笑)、今回の
コロナ危機で再度脚光を浴び
ている。しかし、国は何十年も
かけて、臨床検査技師の人数を
ずっと絞ってきた。臨床検査技師
の検体検査というと、細菌感染
という日本では廃れた検査だから、
検査技師自体必要ないという
論理だったのである。さらに、
検査は機械が代用できるという
ロジックだ。
いま、保健所等で、ＰＣＲを請け負って
いる検査技師達は、それこそ、
アンモナイト級の化石のような存在で(笑)、
まさか今ここで、彼らが不眠不休になる
とは、こんなに必要とされるとは
彼ら自身も思ってもいなかったろう(笑)。
何を言いたいかというと、
人間さまがどんな知恵を働かせて
将来を見通せたと自己満足しても、
そんなものが本当に将来を見通して
いたかは、未来になってみないと
全くわからない、これが現実なのだ。
高度な医療とは、一般的な定義では
3大疾患に対し、特殊な高度医療施設で
適切に対処出来、ここは
医療機器や薬剤も世界最先端だ。
こんなすばらしい絵にかいた
医療が、高度医療なんだろうが、
未知のウイルスに対しては、
中世さながらの、都市封鎖や
都市焼き討ち、くらいしか
抑えることができない。
100歩譲っても、人類の人口の
8割が、免疫抗体をもつ。
この程度だったのである。
高度医療とは、3大疾患に対処
するものであって、ぶっちゃけ
住血吸虫、など等・・・
そんなもんに対処するものでは
なかったのである。
ウイルスも細菌と同じで、際物で、
ゲテモノである。
医療が高度化すればするほど、
こういった際物・ゲテモノの
思う壺になる。
無駄が許されないのが高度
医療ですから・・・
無駄かもしれないって思う
所に２０％でも予算をさけるか？
これが本当に大切だと思います。
マスクも中国に作ってもらえれば
安くて大量に、すぐ供給して
もらえる。
日本はそれでいいですか？
無駄でもいいですから、
各メーカー、日本に
工場を一つくらい置いとけば、
パニック買いや不法転売は
なかったですよね・・・
でもまた我々は近い将来、
同じ過ちを繰り返すと
思います。懲りないですから(笑)
だから原発も心配なんです(笑)
何でも安全弁を用意しておくのが
大切かと思います。
東京一極集中。
政治も経済も、東京一極で
いいですか？
国民一人に１０万配れるなら、
既得権益を取り払って、
国会議事堂をどこか地方に
持っていけませんか？
福島の浜通りとは言いません。
どこかありますよね？
1980年代から話していて
何にも進んでないんですけどね。
富士山が噴火したら東京は
今以上に機能不全です。
政治か、経済、どちらか
一つでも、地方に移転
しといた方がいいと思いますよ。
政治家自身が、お取り巻きや
既得権益に縛られるのが
政治家の役割だと思って勘違いして
いらっしゃるようですが、
簡単に言えば、彼らの役割は
国民の安全を守る・命を守る。
ここに尽きると思います。
「人命は地球より重い」
嘘でもいいから(笑)、こんな
台詞を吐ける政治家が
現れてほしいと思います。
日本に神のご加護がありますように・・・
