土曜の600PMからNHK教育で放送中の
「メジャー」、いいねぇ、この番組最高だね。


昔の「巨人の星」では、金持ちの花形満
伴ちゅうた、貧乏な星ひゅうまと左門豊作
っていう構図でくくられていたが、
この「メジャー」では、そうではない。


主人公の
茂野五郎の父親は元プロ野球選手(故人)で、
義理の父親も、元プロ野球有名選手で、
お金に不自由しないだろうし、野球の環境は
抜群だ。


もう一方のライバル、佐藤俊やは、少年時代は
裕福だったが、両親の離婚で、おじいさん・
おばあさんに育てられる。お金にも不自由で、
この祖父母を楽にしてやりたいと、プロを
志している。


これでは、茂野より佐藤俊やが主人公だが、
茂野は、黙っていれば、甲子園で優勝も可能な
(実際、春の選抜では全国優勝した)海堂
高校を辞めて、無名の聖秀高校で、
野球部を新たに作って、海堂高校に挑戦する。


俊やは、海堂に残り、今や押しも押されぬ
スーパースターで、ドラフトを待つ身。


この2人のヒーローは、生い立ちが入り組ん
でいて、こっちがヒーロー、あっちがアンチ・
ヒーロー(悪役)って呼べない。


でも作者は、うまく作ったね。
2人とも憎めないからいい。


特にテレビでは、合間に入る音楽も哀愁が
あって、思わずぐっと泣けてくる。



でも良く考えるとあり得ない話なんだよね。
右投げで肩壊して、左に転向して、150kmの
ジャイロボールはねぇだろう?


でもいい、がんばれ茂野!がんばれとしや!
がんばれ聖秀!がんばれ海堂!

がんばれ松井(秀)!がんばれヤンキース