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今年は高校野球が妙に盛り上がっているという。
秋田の金足農業のおかげである。
今日、決勝でプロ予備軍の大阪桐蔭高校に
大敗して、ジャパニーズドリームは終焉した。
この決勝を見ていて、アニメのメジャーを
思い出してしまった。
神奈川県予選の決勝で、故障上がりの茂野投手が
無名の青秀高校を率いて、甲子園常連の海堂高校に
立ち向かう。海堂高校は、全国の中学から精鋭の
選手を集めた管理野球の高校だ。
結局、茂野は体を壊してもマウンドを守り続けたが
力尽きて敗れる。青秀高校のナインは茂野が集めた
野球素人に近い連中だが、内野陣はマウンドに
集まり茂野に、感謝を述べる。
海堂は、徹底した管理野球で、先発中継ぎ抑えと
常に1試合3投手を用意している。これは、
海堂高校の創立者の息子が、神奈川県大会決勝
まで一人で投げ抜き、甲子園を前にして、疲労
から亡くなってしまったことを教訓にしている・・・
っていうストーリーなんだが、
どうもそんな感じだったね、
面白さをとれば、投手は潰れるし、
勝利をとれば、面白さはなくなる。
ワールドカップから3ヶ月経ったが、
プロ的な競技を強いるスポーツで、
アマチュアリズムを残そうとするのは、
難しいよね、いい悪いは別として・・・
イチロー選手や大谷選手のような逸材は、
ひのき舞台からは遠いところから現れる
ものなんだよね。
若い時分にマスメディアが持ち上げた
選手がまともに成長した試しはない。
落合選手は、同じ秋田出身の二度とNPB
に現れない大打者だが、その真骨頂を
発揮したのは30歳を越えてから。
26歳くらいでNPBにプロ入りしている。
不世出の大選手は、高校時代はノーマーク
のままである。
その点で言うと、大阪桐蔭の選手も、
金足農業の吉田投手も、マスコミに
追い立てられて、
今後が、本当に、心配である(笑)