アメリカははっきりと、景気減速していて、
サブプライム破綻による金融危機を脱して
いるとはいい難い。


株価は、ダウ工業に関していえば、
底値と思って拾っている逆張り投資家や
バリュー投資家が支えていると言えよう。
株式市場から、商品市場や国債に資金が
すべて流出しないのは、アメリカ証券市場
の多様性で、そこが日本の証券市場との
違いだろう。


下げると分かっていて空売りしかできない
市場と、オプション、先物、各種金融デリ
バティブでヘッジを効かせられる市場との
違いが、アメリカと日本との違い。


ただ個人投資家として見れば、説明より、
実際に儲けることが先決。


相場は、北京オリンピック後は、急速に
下げるだろうし、来年夏くらいまで低迷
すると見ていい。


個人的には、下降トレンドがはっきりした
段階で(オリンピック後)、個別持ち株の
バードコールでヘッジすべきだろう。
積極的に、ベアと判断し、
コールを売って、インザマネーのプットを
買う、スプレッド取引も有効だろう。
上がっているときに仕掛けず、下げ基調では、
しっかりトレンドを確認して仕掛けても
おいしいだろう。


先日読んだ、アメリカ人の本「24時間
マーケット」(題名は覚えてない)では、
アメリカのダウ工業の指数を予測する
指標として、ドイツの指標DAX日経平均
のようなもの)を使っているらしい。


いまや、マーケットは24時間眠らない。
風を読めば(夜中起きてれば)、日本株でも
アメリカ株でも、暴落・暴騰はある程度
読めるかもね。

24時間投資大作戦―マーケットは眠らない

24時間投資大作戦―マーケットは眠らない