産まれたら借金1億

これから産まれてくる子供は、産まれながらにして既に借金が1億あるという。この子が一生のうち背負う社会保障などの費用だ。前の世代の借金と自分の借金だ。昨年は日本は久し振りに経常赤字化し、その有り様は、アメリカの双子の赤字化である。アメリカと同列には語れない。勿論、厳しい将来があるのはアメリカではなく、日本である。アメリカの場合、その言語も市場も文化も教育も、その他の多くで世界と互換性があるが、日本は政治や官僚などシステムが頭からガラパゴス化してる有り様。勿論、稀少価値で日本のシステムが稀に誉められても、世界の動きと連動性は低い。日本の稀少性は韓国やシンガポールなどに製造業の分野で追い付かれ、今や稀少価値はない。ウォークマン発売時の様なインパクトは、日本家電製造業からはもう出ないだろう。じゃあ韓国やシンガポールや中国の製造業にあるか?というと、それもない。安くて同じスペックの製品があるだけだ。これからの日本に何が必要か?簡単である。ガラパゴス化を匠の域まで作り上げるより、世界と互換性や普遍性のあるシステム、製品を作り上げること。それがキーワードだろう。自分等がガキの頃(自由が丘から渋谷まで子供15円の頃)、上野駅や恵比寿駅はコキタナイ駅で有名だった。GDP年率10%伸びてた時代だ。今の中国やインドもコキタナイ所はコキタナイが、くる外国人観光客は日本より多い(311震災前から)。
日本政府は財務悪化を消費税で賄おうとしている。それより不必要にきれいに作った用のない区民ホールとか市民ホールとか、昔風の寄り合い所、公民館みたいな一階建てにしたらいい。何もかも贅沢に作って、それで若者の向上心や闘争本能が産まれればいいが、真逆である。
世界の普遍的価値は、ハイソな人間が住む場所と、そうでない人間が住むところをわける。それを我々のような普通の人間が見て、いつか俺もと思う事だろう。今の日本の悪いところ、世界基準と違うところは、金持ちが金持ちらしくなく、一般人が一般人らしくないところ。これでは、ウォークマンは産まれない。ベンツで生活保護のお金を役所にとりにいく。そんな国に成り下がってしまったのだ。 役人・官僚がお金持ちになってるのもローマ帝国末期と同じ。ローマ帝国末期と同じなら、日本にも異民族の浸入があって、パックスジャポニカは終焉するしかない。自ら変われないなら、世界基準に世界から強要されるだけだ。 税の取り立てで、国家財政を再建するようになったら、国は末期に近い。