日本と韓国の政府部内のやり取りをみて
いると、「こう言った。非礼だ、謝れ。」
「これをやった。非礼だ。謝れ。」
延々と果てることのない感情論に
始終している。



日本政府は、気に入らないから謝れ、
では、外交的には大局観がなさすぎだ。



問題なのは、日本側の韓国に対する
位置付けがあやふやな点だ。



譲れない点がどれで、譲ってもいい
部分がどうかも、はっきりしない。


朝鮮半島の分断固定化の戦略が
日本の対韓国外交の骨子なら、
今すぐ、北朝鮮の経済発展に貢献し、
国交樹立すればいい。韓国への
経済制裁などは、あまり大きな
問題ではない。


韓国と国交断絶したいんであれば、
政治家は、ごちゃごちゃ言わず、
行動で示せばよい。


要は、韓国との関係を、
いったいぜんたい、日本はどういう
ようにしたいのか?
その辺が全然伝わってこない。
これは、韓国にも言えることだが。



お互い嫌ってどうしようもない
なら、「国交断絶」すればよい。
それだけのことである。



それで、北東アジアの外交が
日本も韓国も機能するなら、
「国交断絶」もひとつのオプ
ションである。



何度もこの日記で書いてるが、
米国も中国もロシアも、朝鮮半島
の現状維持を望んでいる。
さらに進んで、現状の固定化は
どうすればいいか?と考えると、
日本が、韓国に対して牽制
できる大きなカードは、北朝鮮
しかない。しかし、北と国交を
結ぶことは、日本に痛みを伴う。
しかし、大局的には、日本の
望む朝鮮半島になるはずだ。



言った、言わない、非礼だ、
非礼でない、謝れ、謝った。


ガキの喧嘩で、外交とは思えない。