■
１８９５年に日清戦争、１９０５年に日露戦争、
１９１０年に朝鮮併合、そして第一次世界大戦
後に日本は国際連盟の常任理事国となり、
１９３０年代から、泥沼の日中戦後、１９４１
年太平洋戦争、
そして１９４５年の第２次世界大戦の敗戦に
至る。
ナショナリズムが高揚した１８９５年から、
わずか５０年で、広島長崎という悲劇に
つながった。
１９４５年から５０年後の１９９５年とい
えば、バブルもはじけ、自民党の１党政治
が頂点を極めた時代だが、さらに、そこ
からもうすぐ２０年。
日本のナショナリズムは５０年で消滅し、
その後、パックス・アメリカーナの
庇護で、約７０年が経った。つまり、
日本が今評価される・あるいは・非難
されるべきポイントは、半分は、
戦後の７０年の実績と言っていい、
だろう。戦前戦中を５０％とすると、
戦後も５０％として、４０年代、
５０年代、６０年代、７０年代、
８０年代、９０年代、２０００年代
と、評価・批判、されるべきだろう。
翻って、中国･韓国である。彼らの
歴史観には、戦後はない。中国には、
文化大革命や、毛沢東の人民虐殺、
ウィグル・チベット・内蒙古の併合
や、ベトナム領の島の略奪も,
非合法宗教（法輪功）支持者への
臓器狩りも、ない。
中国も韓国も戦後は、ごく最近で
あって、経済がよくなった２００１
年から（笑）なのである。
韓国の李大統領が竹島を訪問した
のは、韓国国内へのパフォーマンス
だけではない。
この日記で再三再四書いているが、
韓国は、日本の戦後の役割を自分
達が担いたいと思っているのだ。
日本海の呼称問題や従軍慰安婦問題、
竹島問題などは、そのコンテクスト
の中で語っていると認識すべき
だろう。
日本にとって本当の謝罪という
のは、個別に対処してくしかない
であろう。平たく言えば、戦前・
戦中に被害を受けた本人に対して
忠実に、事務的に補償をすべき
であろう。これは、戦時中、
米国籍がありながら、日系人だけ
を敵性外国人として、収容所に
入れたことを、戦後、レーガン
元大統領時代に謝罪して補償して
いる。日本政府は、この例に
倣って、どのような補償を
すればいいか、検討すべきでは
あろう。
この謝罪はあくまで、戦時中・
戦前に対する謝罪である。
そして戦後はどうか？というと、
大陸中国は、数限りない残虐性を
発揮してきたのも事実で、そこ
は日本の戦中戦前と同様に、
糾弾されなくてはならないし、
奪われた祖国（言語）を回復
しようとする人達の援助を
惜しんではならない。
韓国について言えば、韓国の
国家としての方針が今、はっきり
したので、今までのように、日本
は指をくわえてみているわけには
いかないだろう。
今回の一連の騒動で、韓国は
友好国にはなるかもしれないが、
絶対に同盟国にはならないと、
政府・官僚は肝に銘じるべき
だろう。謝罪はあっても、絶対
ゆう和はないのである。
一部の閣僚は経済制裁をと言って
たが、自分は経済制裁より、
もっと核心的な部分で、韓国に
対処すべきだと、前から思って
いる。
外交上では、北の経済自由化を
促進し、朝鮮半島分断固定化を
図ること。
そして、宇宙開発中の韓国の
ロケットを、日本から飛ばすような
ことはしない。原子力開発も
協力はしない。製薬会社の開発
も、そう。日本への理科系・
技術系の留学や開発に来る人間
の制限。基幹産業にかかわる
技術流出を防ぐ対策を（形だけ
でもいいから）とること。
韓国や中国は、日本に来なくても
米国や欧州で研究するオプション
はある。多少は漏れてしまうのは
当然だが、敢えて、中国韓国人に
宇宙・航空機・製薬・軍事など、
基幹的な技術を教えるような愚は
絶対、禁忌である。
自分は、こういった制限が、
経済制裁より有効だと思う。
日本国籍をもっている中国人・
韓国人が、大切な情報を本国
に持ち帰らないと、誰がいえる
のだろうか？
謝るのは、しっかり謝ればいい
が、はっきりとこの２ヶ国に
根本の部分でぶれない対処をする、
これが必要になる。
中韓とは、できるだけ物の移動
だけにとどめておくことが大切
になる。貿易量がいくら増えても
構わないが、日本の大切な部分を
骨抜きにされるようなことは、
今後は、企業も大いに検討した
ほうがいいと思う。
といっても、６０年代・７０年
代、日本が米国や欧州にやった
ことを、中国と韓国に今やられて
いて、産業スパイはなくなる
ことはないんだが・・・・・
１．宇宙ロケット
２．航空機
３．製薬
４．原子力
５．軍事産業
上記の分野は、国のコアとなる
科学技術力が詰まっている。
そのまま、パクられないことだ。
中国には、「愛国無罪」という
スローガンがある。いわゆる、
毛沢東が当時言っていた、
「ソ連修正主義」「米帝覇権主義」
などど同じ、国民教育の一環
で、使われるスローガンだ。
これに、反日が加わって、
「反日愛国無罪」と、言った
方が適切か。１９９０年代、
江沢民の時代に教育を受けた
世代で、今の２０代から３０
代前半あたりまでが、一番
「愛国無罪」に染まっている。
同時に、中国の若者はインター
ネットでの日本のカルチャー・
サブカルチャーの信奉者も
多く、小中高の教育が１００％
浸透していないジレンマも
あるようだ。こういった「愛国
青年」「愛国婦女子」が、
反日というタガが外れて、
反政府へと向かうのを、共産党
は一番恐れている。
ここに書いた、日本の戦前戦中
と、戦後のギャップの大きさに、
いつか「愛国青年」達も気づく
ことがあるかもしれない。
そこを中共は一番恐れている
のだ。紛れもなく、中国の９５
％の人民は、日本人が戦後、どの
ように暮らしてきたかなど、
しらない。グーグルもユーチュ
ーブも、合法的には見れない。
しかし、いったんその真実・
真相を知った時は、「愛国青年」
の怒りは、中共に向かうだろう。
我々日本人は、戦前戦中の所業
を隠す必要もないし、謝罪を
ためらう必要もない。しかし、
中国の一般民衆が、いわゆる、
先進国が接する情報を遮断され
て、「愛国青年」達が暴走する
のを、やりすごしてはいけない。
そして、武力で解決しようなどと、
日中の右翼達（中共は左翼か？笑）
が喜ぶように、
世論を誘導してはいけない。
中国の世論の誘導で、高句麗は
中国の一地方勢力が築いた国家
で、朝鮮族も中国の一少数民族
にすぎない、という誘導がある。
これは、中国が、朝鮮統一後の
一部北朝鮮地方の併合を考えて
いるからだ、という識者がいる。
また、統一朝鮮が、中国の東北
地方に住む朝鮮族の地域も、
統一朝鮮に含めよう、とする
考え方もある。
朝鮮は、統一してもしなくても、
ドイツのように、スンナリ行く
わけがない。
戦前、日本政府は、南朝鮮に
あった任那府（３〜４世紀）
は、大和朝廷の朝鮮半島にあった
一出先機関であるとして、
大陸や朝鮮半島での世論誘導に
使っていた。帝国主義・軍国
日本が使った一種のプロパガンダ
で、「領土問題」というコンテ
クストで見ると、当時の先進国
からは一笑に付されていた世論
誘導であった。
今、中国韓国は、こういった
時代錯誤の世論誘導を、背後に
経済力や軍事力をちらつかせて、
他国を脅迫する傾向が強い。
日本が、考古学上の史実に基づ
いて、南朝鮮の任那府の存在を
解明するのは、いたって結構。
だが、領土を主張する根拠には
なり得ない。中国の鄭和が、
アラビア半島と北アメリカ大陸
に初めて遠征して、艦隊が
停泊したからといって、そこが
中国領と思う人間はいない。
自分の考えを書けば、江戸時代
に日本領であっても、実行支配
されている竹島は、今は韓国領
で仕方がない。北方領土も、
そうだ。自分が問題だと思うの
は、反日的な教育・事ある毎に
日本を貶めようとする韓国の
姿勢にある。はっきりと、同盟
関係にはなり得ないと、今回の
李大統領の言動・行動で、
日本人は100％解ったので、謝る
べきは謝って、その後はそれなり
の毅然とした対応を、取るべき
だろう。
韓国に韓流を見に行く５０代の
おばさんに見に行くナとは、
言わないし、韓流が日本に来る
な、とは言わないが、彼らは、
小さい頃から、生粋の「反日
教育」を受けてきたと、思って
毅然として対応することが、
今後は必要になるだろう。
芸能やスポーツに愛国主義を
混ぜ込むと、面倒なことに
なる。社会全体で、政治に
関わらない芸能人やスポーツ
アスリートに、国家的な
信条を問わないことだ。
戦争したいなら、サッカー
ゲームでするか、第２次大戦
のゲームソフトでも買って
きて満足すればよい。もち
ろん、向かって来る敵に対
しては自信を持って、撃退
すべきだがね。
話しは戻るが、
日本から中韓への謝罪は、絶対に
必要だろう。
だが、
絶対に融和はない。
２０００年以上にわたる日中韓
の歴史が、それを雄弁に物語って
いるのだ。
歴史的に見ても、大陸や半島で
内乱が起こったら必ず、日本に
「援助」の申し出があった。
「どちらにつくのか？」と。
そこに巻き込まれるファクター
は、将来も排除できない。
日本は、英国のように島国で
排除できるものは海で排除
できる。ＥＵに英国加入して
いたら、いまごろ酷い目に
あっていただろう。近い大陸
に対しては、英国のように、
「栄光ある孤立」でいい。
